ビッグ・リボウスキ

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ビッグ・リボウスキ

(原題:The Big Lebowski)

作品データ
1998年|アメリカ|コメディ/クライム
監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:ジェフ・ブリッジス、ジョン・グッドマン、ジュリアン・ムーア、スティーヴ・ブシェミ ほか


やる気のない男のところに、事件だけが転がり込む

本人は何もしたくないのに、
周囲の大人たちが勝手に話を大きくしていく。
ソファとボウリングとホワイト・ロシアンが似合う男が、
なぜか厄介ごとの中心に立たされる入口。

ゆるっと要約

「デュード」と呼ばれる男は、同姓同名の大金持ちと勘違いされたことから、妙なトラブルに巻き込まれる。
汚されたカーペットの弁償話が、
誘拐事件や身代金、芸術家や怪しい連中を巻き込みながら、
どんどん訳のわからない方向へ進んでいく。
デュード本人は状況を把握しきれないまま、
友人たちと一緒に右往左往し、
最終的には大騒ぎだけが一通り起きて、日常に戻っていく。

デュードという生き方

デュードは、
向上心や野望とは縁が遠い。
面倒なことを避け、
できるだけ楽に過ごしたい。

でも、完全に無関心というわけでもなく、
自分なりの筋や、
譲れないポイントは持っている。
そのズレた真面目さが、
話をさらにややこしくする。

周囲の人たちの濃さ

親友ウォルターは、
常に怒っていて、話が飛躍しがち。
もう一人の仲間ドニーは、
場の流れについていけないことが多い。

他にも、
芸術家、実業家、謎の若者たちが次々現れて、
全員が自分の理屈で動いている。
誰の話も少しずつ噛み合っていないのが、この世界の基本。

事件っぽいけど、事件じゃない

誘拐や脅迫という言葉は出てくるけど、
緊迫感はあまり続かない。
重要そうな場面ほど、
どこか肩透かしになる。

真面目に考え始めると混乱するけど、
流れに乗っていると、
なぜか成立している感じがある。

終盤の落ち着きどころ

話は一応ひと区切りつくけど、
謎が全部解けるわけでもない。
解決したのか、
ただ終わっただけなのか、
判断がつかないまま時間が進む。

それでも、
デュードの生活リズムだけは、
ほとんど変わらずに残る。

たぶんこんな映画

筋を追うより、
空気を楽しむタイプ。
登場人物たちのズレた真剣さを眺めていると、
だんだんどうでもよくなってくる。
意味を探すより、
「まあ、そういうこともあるよね」で流すと、
ちょうどいい余韻が残る映画。

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