※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
60セカンズ
(Gone in 60 Seconds)
作品データ
2000年|アメリカ|アクション/クライム
監督:ドミニク・セナ
出演:ニコラス・ケイジ、アンジェリーナ・ジョリー、ジョヴァンニ・リビシ、ロバート・デュヴァル ほか
伝説の元カーディーラーが一晩で50台盗む話
一度は足を洗ったはずの男が、どうしても逃げられない事情に巻き戻されて、制限時間つきでとんでもない数の車を盗むことになる。しかも相手はかなり物騒。無理ゲー感が強い状況なのに、なぜか「いけるかも」と思わせてくる流れが続いていく。
ざっくり全体要約
かつて天才的な腕を持っていた元カーディーラーの主人公が、トラブルを起こした弟を助けるため、昔の仲間たちを集めて一晩で50台の高級車を盗む計画に乗る。時間はほぼ60秒刻みで削られ、警察と裏社会の両方に追われながら、次々と車を奪っていく。計画は途中で崩れ、想定外の事態が重なりつつも、最後はある1台をめぐって大きな山場を迎える。
伝説扱いされてる兄とトラブルメーカーな弟
主人公は昔の仕事を知る人たちから半ば神話みたいに語られている存在で、普段は落ち着いた雰囲気。対して弟は勢い先行型で、結果的に兄を呼び戻す引き金になる。そこにクールな女性ドライバーや、昔からの仲間たちが加わって、チームとして動き出していく感じが強い。
ロサンゼルスの夜に全てが詰め込まれる
舞台はほぼ夜のロサンゼルス。倉庫、住宅街、高速道路、港と場所が次々に切り替わっていく。一晩しかない時間制限が常につきまとっていて、移動するだけでも落ち着かない。街全体がタイムリミット装置みたいに機能している印象が残る。
計画通りにいかない連続ミッション
最初は手際よく進んでいくものの、途中から警察の動きが怪しくなり、車のトラブルや仲間のミスも重なってくる。次第に「盗む」より「逃げ切る」比重が大きくなり、作戦はその場判断の連続に変わっていく。車ごとに小さな山場が用意されている感じ。
最後に残るのはたった1台
物語の終盤は、特定の1台をめぐる展開に収束していく。追う側も本気になり、街全体を使った逃走が始まる。主人公の過去の経験と勘がフル稼働して、ギリギリの判断が続く中、どうにか朝を迎えるところまで辿り着く。
この映画のポイントなに?
細かい理屈よりも「勢い」と「段取り」を楽しむタイプの構成で、車が主役級に扱われているのが特徴。1台ごとに性格があるみたいな見せ方をしていて、作業感が単調になりにくい。チームものとしての空気感も強め。
たぶんこんな映画
カーアクションを眺めながら、時間に追われる感覚を一緒に味わうタイプ。深く考えすぎずに流れに乗っていると、いつの間にか夜が明けている、そんなテンポ感が残る一本。

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