※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
アントブリー
(The Ant Bully)
作品データ
2006年|アメリカ|アニメーション
監督:ジョン・A・デイヴィス
出演:ジュリア・ロバーツ、ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、ポール・ジアマッティ ほか
アリをいじめた少年がアリサイズにされる話
気晴らしのつもりでアリ塚を壊していた少年が、ある日突然アリと同じ大きさにされてしまって、そこから想像もしていなかった世界に放り込まれる流れになっている。
小さくなったら世界が全部ひっくり返る
主人公の少年ルーカスは、引っ越し先でうまく馴染めず、八つ当たり気味に庭のアリ塚を壊してしまう。するとアリたちの魔術師によって体が縮められ、アリの国で罰として働かされることに。最初は反発しつつも、アリたちの生活や価値観を知るうちに、見えてくるものが少しずつ変わっていく。
孤独を抱えたままのルーカスという少年
ルーカスは家族に囲まれているのに、どこか一人ぼっち感が強い。姉には軽く扱われ、両親も忙しそうで、気持ちを持て余している感じが続く。そのフラストレーションが、アリへのいじめとして表に出ていた、という空気がある。
庭のアリ塚が異世界みたいになる舞台
物語の舞台は一見ただの庭だけど、アリの目線になると完全に別世界。巨大な草、危険な虫、複雑な地下都市があって、ルーカスはそこで労働や訓練を通じてアリ社会の一員として扱われるようになる。
働いて怒られて学ばされる日々
アリの国では、集団で生きる意味や役割分担の厳しさを体で覚えさせられる。さらにアリ社会を脅かす敵も現れて、ルーカスは否応なくその問題に巻き込まれていく。最初は逃げ腰だった態度も、少しずつ変化していく流れになる。
元の大きさに戻るまでの選択
クライマックスでは、アリたちの危機にどう関わるか、ルーカス自身が選ぶ場面が訪れる。その行動をきっかけに、魔法が解けて元の姿に戻ることになるけれど、体だけじゃなく考え方にも変化が残ったまま物語は終わっていく。
この映画のポイントは視点の強制切り替え
強制的に立場を逆転させることで、「やっているつもりがなかったこと」がどう見えていたのかを体験させる構成になっている。説教っぽくなりきらず、体験として理解させる流れが中心に置かれている。
たぶんこんな映画
子ども向けの見た目をしているけど、大人が観ても「あ、こういう感覚あったな」と思い出す瞬間がありそう。小さくなる話というより、世界の見え方が変わる話、という印象に近いかもしれない。

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