ストレンジャー

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ストレンジャー
(原題:Never Talk to Strangers)

作品データ
1995年|アメリカ|サスペンス/スリラー
監督:ピーター・ホール
出演:レベッカ・デモーネイ、アントニオ・バンデラス、ハリー・ディーン・スタントン ほか

知らない男に近づいたら、日常が崩れ始める話

出会いは偶然で、会話も普通。
でも距離が縮んだ瞬間から、空気が少しずつ変わっていく。
この映画は、「知らない人」と関わったことで、安心していた日常が揺らいでいく流れを追っていく。

出会いがきっかけで、不安が連鎖していく

犯罪心理学者のサラは、バーで一人の男トニーと出会う。
軽い関係のはずが、別れたあとから奇妙な出来事が起こり始める。
電話、尾行、周囲で起きる事件。
サラは仕事柄、相手を冷静に分析しようとするけれど、感情と現実が噛み合わなくなっていく。
個人的な関係が、危険な方向へ少しずつ引き寄せられていく。

冷静な心理学者と、距離感の読めない男

サラは理性的で、理論を信じて行動するタイプ。
相手を理解すれば安全だと、どこかで思っている。
トニーは魅力的で親しみやすい反面、本心が見えにくい。
優しさなのか執着なのか、その境界が曖昧なまま関係が進んでいく。

都市の中で、私生活と仕事が混ざり合う

舞台は都会。
大学、警察、私的な部屋が行き来しながら物語が進む。
仕事としての犯罪分析と、現実の恐怖が重なっていく。
安全だと思っていた場所ほど、不安が入り込んでくる感じ。

過去と現在がつながって、疑念がはっきりする

事件が進むにつれて、サラ自身の過去や家族の記憶も浮かび上がる。
トニーとの関係は、単なる偶然では済まなくなっていく。
信じたい気持ちと、疑うべき直感がぶつかり合う。
心理戦の比重が増えて、緊張が続いていく。

真実が見えたとき、立場が逆転する

終盤では、誰が何を隠していたのかが明らかになる。
サラは分析する側から、向き合う側へと立場を変える。
危険を避けるための知識が、試される場面が続く。
決着は派手というより、じわっと重さが残る形でつく。

この映画のポイントなに?

心理学というテーマが、サスペンスに直結している。
派手なアクションより、疑念と距離感の揺れが中心。
相手を理解したつもりになる怖さが繰り返し描かれる。
アントニオ・バンデラスの柔らかさと不穏さの同居が印象に残りやすい。

たぶんこんな映画

大きな音で驚かせるより、静かに不安を積み上げてくる。
日常の延長線で起こりそうな出来事として迫ってくる。
観終わったあと、知らない人との距離を少し考え直したくなる、そんな余韻が残りやすい一本。

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