あなたに逢いたくて

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp: あなたに逢いたくて【字幕版】 [VHS] : アントニオ・バンデラス, メラニー・グリフィス, ダリル・ハンナ, ダニー・アイエロ, ジョン・キューザック, フェルナンド・トルエバ, アントニオ・バンデラス: DVD
Amazon.co.jp: あなたに逢いたくて【字幕版】 : アントニオ・バンデラス, メラニー・グリフィス, ダリル・ハンナ, ダニー・アイエロ, ジョン・キューザック, フェルナンド・トルエバ, アントニオ・バンデラス: DVD



あなたに逢いたくて
(原題:Two Much)

作品データ
1995年|アメリカ|ロマンス/コメディ
監督:フェルナンド・トルエバ
出演:アントニオ・バンデラス、メラニー・グリフィス、ダリル・ハンナ ほか

一人の男が二人になって、恋がややこしくなる話

好きな人に近づきたいだけなのに、なぜか嘘が増えていく。
気づけば人格まで増えていて、戻り方がわからなくなる。
この映画は、恋の勢いが暴走して、事態がどんどん複雑になる流れを楽しむ感じ。

恋のための嘘が、別の自分を生み出す

アートディーラーのアートは、魅力的な女性ロスリンに惹かれる。
でも正直な自分ではうまくいかない気がして、別人を演じることを思いつく。
ところがその嘘が思った以上に通用してしまい、二つの人格で恋を続ける羽目になる。
恋が進むほど、嘘をやめるタイミングを失っていく流れ。

優柔不断な本物と、完璧風な偽物

本来のアートは少し頼りなくて、考えすぎるタイプ。
一方、作り上げたもう一人の自分は自信満々で、行動も大胆。
ロスリンはそれぞれの魅力に惹かれていくけれど、本人は同一人物。
自分の中の二面性が、そのまま恋の障害になっていく。

90年代アメリカ、都会とリゾートを行き来する

舞台はアメリカの街やリゾート地。
洗練された場所で、軽やかな会話と出来事が続いていく。
時間はわりと短く、テンポよく場面が切り替わる。
現実感よりも、ロマンチックな雰囲気が前に出ている。

嘘が積み重なって、選択肢がなくなる

恋が深まるほど、二重生活は限界に近づく。
偶然や勘違いが重なって、嘘が嘘を呼ぶ展開が続く。
正直に話せば終わるかもしれないし、続ければ壊れるかもしれない。
どちらを選んでも、何かを失いそうな状況に追い込まれていく。

正体が見えたとき、恋は試される

終盤では、隠してきたことが明るみに出る。
ロスリンは、二人だと思っていた相手が一人だったと知ることになる。
そこから関係がどう転ぶのかが、この映画のクライマックス。
誤魔化しじゃなく、本当の自分が問われる場面が用意されている。

この映画のポイントなに?

一人二役という設定を、軽やかに恋愛コメディに落とし込んでいる。
嘘のスリルと、バレそうでバレない緊張感が続く。
恋愛における「理想の自分」と「本当の自分」のズレがテーマとして見えてくる。
アントニオ・バンデラスの演じ分けも見どころになっている。

たぶんこんな映画

深く考えるより、流れに乗って楽しむタイプ。
恋愛のドタバタを、少しファンタジー寄りに味わえる。
観終わったあと、自分だったらどこで正直になるか考えてしまう、そんな余韻が残りやすい一本。

コメント