※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
レボリューション6
(Was tun, wenn’s brennt?)
作品データ
2001年|ドイツ|コメディ/ドラマ
監督:グレゴール・シュニッツラー
出演:ティル・シュヴァイガー、マルティン・フェイフェル、セバスチャン・ブロムベルク ほか
若気の至りが十数年後に燃え上がって、元アナーキストたちが再集合する話
90年代のベルリンで、ちょっと尖った若者たちが勢いで仕掛けた爆弾騒ぎ。それが不発に終わって、本人たちは何事もなかったかのように大人になっていく。ところが十数年後、その爆弾がなぜか発見されて、警察が動き出す。昔の仲間たちは次々に呼び戻されて、忘れたふりをしてきた過去と向き合う羽目になる。
昔は尖ってたけど、今はバラバラな6人
かつては理想とか反体制とかを語ってたメンバーだけど、今はそれぞれ全然違う人生を送ってる。家庭を持った人もいれば、仕事人間になってる人もいて、当時の熱量は見る影もない。久しぶりに集まると、懐かしさよりも気まずさの方が先に来る感じがリアル。
再統一後ベルリンと、大人になった現在
舞台は壁がなくなった後のベルリン。街はすっかり様変わりして、かつて反抗してた相手だった「体制」の中に、彼ら自身が組み込まれてる。その変化が、再集合した6人の立場をさらにややこしくしていく。
爆弾処理より面倒な、人間関係
警察に目をつけられないように動きつつ、当時の犯人が誰だったのか、なぜあんなことをしたのかを思い出そうとする。でも話せば話すほど、価値観のズレや、当時言えなかった不満が表に出てきて、事態は思ったよりスムーズに進まない。
最後に残るのは、過去との距離感
騒動がひと段落する頃、彼らは全員が昔と同じ答えに戻るわけじゃない。それぞれが、あの頃の自分をどう扱うかを決める感じで終わっていく。革命を起こす話というより、過去をどう抱えるかの話に着地する流れ。
この映画のポイントなに?
政治や思想の話が軸にありつつ、描かれてるのはかなり個人的な感情。笑える場面も多いけど、軽すぎず重すぎず、その中間をうろうろしてる感じが続く。若さと大人のギャップが、そのまま物語になってる印象。
たぶんこんな映画
派手なアクションを期待するより、会話と空気を楽しむタイプ。昔の自分を思い出して、ちょっと照れくさくなったり、苦笑いしたりする余韻が残る。タイトルほど過激じゃなくて、意外と静かに刺さってくる一本かも。

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