ディアボリーク 悪魔の刻印

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ディアボリーク 悪魔の刻印
(Der grosse Bagarozy)

作品データ
1999年|ドイツ|ファンタジー/コメディ
監督:ベルント・アイヒンガー
出演:ティル・シュヴァイガー、コリンナ・ハルフォーフ、トーマス・ハインツ ほか

悪魔が人間界で弁護士に絡み始める、ややこしくて妙に哲学的な話

ある日、ちょっと冴えない弁護士の前に、自分を悪魔だと名乗る男が現れる。冗談みたいな格好と態度なんだけど、話を聞いていくと妙に辻褄が合っていて、どうも本当に人間の運命に関わってきそうな雰囲気。悪魔は「人間の自由意志」を確かめたいらしく、弁護士を巻き込みながら、現実と非現実の境目をぐにゃっと歪めていく。

仕事は真面目、人生は停滞気味な弁護士

主人公の弁護士は、仕事自体はきちんとしてるけど、私生活はちょっと味気ない感じ。大きな野心もなく、流されるまま日々をこなしてる。その前に現れた悪魔は、軽口ばかりで自由奔放。正反対の存在が並ぶことで、主人公の輪郭が少しずつ浮き上がってくる。

悪魔登場で、日常の前提が崩れ始める

物語の舞台は現代のドイツ。スーツと書類に囲まれた現実的な世界に、突然「地獄」や「魂」みたいな話が割り込んでくる。悪魔は派手に暴れるわけじゃなく、会話と選択で状況を動かしていくから、気づいたら弁護士の価値観が揺さぶられてる感じになる。

誘惑と試練が、会話ベースで積み重なる

悪魔は直接命令したりしないで、質問や提案を投げかけてくる。「本当にそれでいいの?」みたいな感じで、弁護士自身に選ばせる。恋愛や仕事、人との関係が少しずつズレていって、どこまでが自分の意思なのか分からなくなっていく流れが続く。

最後に残るのは、選んだという感覚

クライマックスでは、悪魔の存在が本物かどうか以上に、「自分はどう生きたいのか」が前に出てくる。派手な決着というより、気持ちの整理に近い終わり方で、主人公は一つの答えを選ぶことになる。その選択が正解かどうかは、観てる側に委ねられてる感じ。

この映画のポイントなに?

悪魔ものなのに、怖さよりも会話の面白さが中心。軽やかなやり取りの中に、自由意志とか責任とか、ちょっと重たいテーマが混ざってくる。ファンタジーだけど、足元はわりと現実寄りなところが印象に残る。

たぶんこんな映画

ドタバタを期待するより、会話を楽しむタイプ。観てるうちに、自分ならどう答えるかなって考え始めてる感じがあって、終わったあとに少し頭の中が静かになる。悪魔が出てくるのに、意外と日常の話に聞こえてくる一本かも。

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