レッド・バロン

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レッド・バロン
(Der rote Baron)

作品データ
2008年|ドイツ|戦争/ドラマ
監督:ニコライ・ミュラーション
出演:ティル・シュヴァイガー ほか

空の英雄と呼ばれた男が、戦争の中で揺れ続ける話

第一次世界大戦中、若くして天才的な操縦技術を持つパイロットが登場して、次々と戦果を挙げていく。彼は「レッド・バロン」と呼ばれ、国の象徴みたいな存在になっていくんだけど、勝ち続けるほどに戦争の現実と矛盾が積み重なっていく。空では英雄、地上では一人の人間として、どう振る舞うのかが物語の軸になっていく。

天才パイロットと、彼を取り巻く人たち

主人公は空では圧倒的だけど、地上では意外と繊細な一面を持ってる。仲間のパイロットたちは彼を尊敬しつつも、それぞれ違う思いを抱えていて、戦争への向き合い方もバラバラ。そこに上官や敵国の存在が絡んで、単純なヒーロー物語にはならない空気が続く。

舞台は第一次世界大戦、空が主戦場

時代は塹壕戦が続くヨーロッパ。地上は泥と血で覆われてる一方で、空では美しい景色の中で命のやり取りが行われる。その対比が強くて、空中戦の爽快さと、戦争全体の重さが同時に伝わってくる。

勝利を重ねるほど、疑問が増えていく

敵を撃ち落とすたびに称賛は大きくなるけど、本人の中では違和感が消えない。敵パイロットも同じ人間だと分かっていて、それでも戦わなきゃいけない状況が続く。恋や仲間との会話を通して、彼の迷いが少しずつ表に出てくる。

最後に残るのは、英雄像と現実のズレ

物語の終盤では、英雄として求められる役割と、自分自身の感情がはっきり食い違ってくる。空を飛ぶ理由、戦う意味、その答えを探しながら、彼は最後まで操縦席に座り続けることになる。派手さより、静かな余韻を残す終わり方。

この映画のポイントなに?

空中戦の映像は見応えがあって、飛ぶ感覚をかなり前に出してる。一方で、戦争を美化しきらず、人の心の揺れに目を向けてるところが特徴的。英雄って何なんだろう、って問いがずっと裏に流れてる。

たぶんこんな映画

戦争映画というより、空を飛ぶ一人の人間の話に近い。派手な戦闘を楽しみつつ、観終わったあとに少し静かになるタイプ。強さと迷いが同時に描かれていて、余韻がじわっと残る一本かも。

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