モンスター上司

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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モンスター上司
(Horrible Bosses)

作品データ
2011年|アメリカ|コメディ・犯罪
監督:セス・ゴードン
出演:ジェイソン・ベイトマン、ケヴィン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル ほか

ブラック企業の地獄から抜け出したくて一線を越える話

ニック、デイル、カートの三人は、それぞれ職場で強烈な上司に悩まされている。理不尽な要求、立場を利用した嫌がらせ、将来を奪うような仕打ちが日常になり、愚痴を言い合うだけでは限界が来る。酒の席のノリから、三人はとんでもない解決策を思いつき、冗談の延長みたいな計画を本気で考え始める。そこから状況は、思っていた以上に後戻りできない方向へ進んでいく。

三人とも被害者だけど性格はバラバラ

ニックは真面目で常識人寄り。上司のパワハラに耐え続けているタイプ。デイルは気弱で優しく、職場では完全に立場が弱い。カートは軽口が多く、仕事に対してもやや投げやり気味。それぞれ性格は違うけど、「上司が原因で人生が詰んでいく感じ」は共通している。

職場という逃げ場のない空間

舞台は主にオフィスや病院、工場などの職場。毎日通う場所だからこそ、上司との関係が悪化すると精神的な逃げ道がなくなっていく。表向きは普通の職場でも、内側ではかなり歪んだ力関係が続いている様子が積み重ねられていく。

思いつきの計画が暴走していく

三人は「お互いの上司をどうにかする」という形で計画を立てるが、知識も経験もなく、話はすぐにズレ始める。裏社会っぽい人物に相談したり、準備を進めたりするうちに、冗談だったはずの話が現実味を帯びてくる。焦りと勢いが判断をどんどん鈍らせていく。

上司たちも一筋縄ではいかない

三人が問題にしている上司たちは、それぞれ強烈な個性を持っている。冷酷な合理主義者、立場を利用して距離を詰めてくる人物、豹変してしまった二代目社長など、タイプは違うが共通して厄介。部下の人生に無自覚に踏み込んでくる存在として描かれている。

すべてが絡まり合う終盤

計画が進むにつれて、勘違いや行き違いが重なり、状況は一気に混線する。誰が何を知っていて、誰が主導権を握っているのか分からなくなる。三人はその場しのぎで動き続け、結果的に思ってもみなかった展開へ転がり込んでいく。

この映画のポイントっぽいところ

かなりブラックな状況を、ひたすら軽口と勢いで包み込んでいく作り。職場のストレスという身近な題材を、極端な方向へ振り切っている。上司役の存在感が強く、嫌なはずなのに目が離せなくなる感じが続く。

たぶんこんな映画

スカッと解決する話というより、追い込まれた大人たちの悪ノリを眺めるタイプ。共感と引き気味の笑いが交互に来るテンポ感が特徴。観終わったあと、明日の仕事を少し違う目で思い出してしまう一本っぽい。

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