※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
モンスター上司2
(Horrible Bosses 2)
作品データ
2014年|アメリカ|コメディ・犯罪
監督:ショーン・アンダース
出演:ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、クリストフ・ヴァルツ ほか
今度は起業したら全部持っていかれる話
前作の騒動から少し時間が経ち、ニック、デイル、カートの三人は「もう上司に振り回されるのは嫌だ」と考え、自分たちで商品を開発して起業する。ところが、出資者として現れた実業家バート・ハンソンにうまく利用され、気づいた時には会社も商品も乗っ取られた状態になる。怒りと焦りの中で三人が思いついたのは、まさかの誘拐計画。思いつきと勢いだけで、またしても取り返しのつかない方向へ転がり始める。
三人組、相変わらず噛み合わない
ニックは現実的で、なんとか筋を通そうとするタイプ。デイルは不安と暴走を繰り返し、話を余計にややこしくする。カートはブレーキ役のつもりが、だいたい一番無責任なことを言い出す。誰も完璧な判断をしないまま、話し合いが堂々巡りになっていく感じは前作と同じ空気感。
舞台はオフィスから犯罪計画へ
今回は会社経営や契約、出資といった話から始まり、いつの間にか犯罪計画へと移行していく。舞台はロサンゼルス周辺で、会議室や倉庫、ホテルなどが慌ただしく切り替わる。真面目な話をしているはずなのに、だいたいどこかでズレていく。
誘拐計画、当然うまくいかない
三人が立てた計画は、最初から穴だらけ。誘拐相手も想定と違うし、交渉も思った通りに進まない。そこに前作でも関わった人物が絡んできて、状況はさらに混線する。誰が主導権を握っているのか分からないまま、話だけがどんどん膨らんでいく。
立場がひっくり返り続ける終盤
物語の後半では、騙したつもりが騙されていたり、強者に見えた人物が急に弱い立場になったりと、関係性が何度も反転する。三人も少しずつ自分たちの行動を振り返り始めるが、反省より先に次のトラブルが起こる流れが続く。
この映画のポイントっぽいところ
ブラックな状況を、ひたすら軽口とズレた会話で乗り切ろうとするテンポ感が特徴。仕事や起業という現実的な題材を扱いつつ、話はどんどん現実離れしていく。クリストフ・ヴァルツ演じる実業家の存在感も強く、場の空気を一気に持っていく。
たぶんこんな映画
きっちりした犯罪コメディというより、勢いと会話の応酬を楽しむタイプ。三人が成長したかどうかはさておき、相変わらずな関係性を眺めるのが楽しい流れ。前作の延長線で、さらにドタバタが増えた一本っぽい。

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