※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
マインドハンター
(原題:Mindhunters)
作品データ
2004年|アメリカ|サスペンス・スリラー
監督:レニー・ハーリン
出演:LL・クール・J、ジョニー・リー・ミラー、キャスリン・モリス、ヴァル・キルマー、クリスチャン・スレーター ほか
未来のFBIたちが、試験会場で本気の殺し合いに巻き込まれる話
FBI心理分析官の候補生7人が、最終試験として孤島に集められる。
ところが訓練のはずが、開始早々に死者が出て状況が一変。
島のどこかに「本物の殺人鬼」が紛れ込んでいると分かり、試験は命懸けのサバイバルに変わっていく。
心理戦のプロを目指す集団が、疑い合い、追い詰められていく流れを一気に見せてくる作品。
登場人物
・サラ・ムーア
FBI心理分析官の候補生の一人。冷静で観察力があり、状況を整理しようとする立場。
・訓練生たち
それぞれが優秀だが癖も強い。互いにプロファイリングの知識を持っている分、疑心暗鬼が加速していく。
・試験を仕切る側の人間
訓練として島に集めたが、想定外の事態に直面することになる。
何もない孤島で始まる、はずだった最終試験
サラ・ムーアら7人は、FBI心理分析官の最終試験を受けるため、ノースカロライナ沖の孤島へ向かう。
そこは外界から隔絶された場所で、与えられた課題をこなしながら評価を受ける、いわば実地テストの会場。
全員が優秀な候補生で、緊張感はあるものの、あくまで「試験」という前提で物事は進み始める。
罠が発動し、訓練は一気に現実へ引きずり出される
ところが開始早々、訓練生の一人が罠にかかって死亡する。
事故や演出ではなく、本物の死だと分かった瞬間、空気が完全に変わる。
島には外部からの助けは期待できず、通信も限られている。
しかも、犯人は島の外から来た存在ではなく、この中にいる可能性が高い。
心理分析官を目指す者同士が、互いを観察し、疑い、言動の裏を読み始める。
疑いが連鎖し、生き残るための選択を迫られる
誰が信用できて、誰が危険なのか。
冷静に分析しようとするほど、些細な行動や言葉が気になっていく。
仲間だったはずの存在が、次の犠牲者になるかもしれないし、犯人かもしれない。
試験のために用意されたはずの環境や仕掛けが、逆に恐怖を増幅させ、状況はどんどん追い詰められていく。
最後に残るのは、知識か、直感か、それとも疑うこと自体をやめる勇気なのか、というところまで話は進んでいく。
この映画のポイント
・心理分析官という設定を活かした疑い合い
・限られた場所で起こる連続する異変
・「試験」という枠組みが崩れていく過程
・登場人物それぞれの反応や判断の違い
たぶんこんな映画
静かな場所で、じわじわと疑心暗鬼が広がっていく感じ。
派手なアクションよりも、誰が何を考えているのかを想像しながら観る時間が多い。
登場人物たちの立場や心理を追いかけていくうちに、いつの間にか島の中に閉じ込められた気分になる、そんな一本。

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