※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
オースティン・パワーズ
(Austin Powers: International Man of Mystery)
作品データ
1997年|アメリカ合衆国|コメディ
監督:ジェイ・ローチ
出演:マイク・マイヤーズ、エリザベス・ハーレイ、マイケル・ヨーク、ミミ・ロジャース ほか
60年代のスパイが90年代に解凍されて全部ズレまくる話
1960年代に冷凍保存されたイギリスの諜報員オースティンが、30年後に復活して宿敵Dr.イーブルと再戦する。スパイ映画の約束事を全部ひっくり返しながら、時代のギャップに戸惑う姿も描かれて、下ネタもパロディも全開で突っ走る一本。
物語の主要人物
・オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)
1960年代の諜報員。冷凍睡眠から1997年に復活する。
・Dr.イーブル(マイク・マイヤーズ)
世界征服を狙う宿敵。オースティンと同じく冷凍されていた。
・ヴァネッサ・ケンジントン(エリザベス・ハーレイ)
1990年代のエージェント。オースティンの相棒となる。
・Mr.ナンバー・ツー(ロバート・ワグナー)
Dr.イーブルの腹心。表の顔は大実業家。
冷凍スパイ、30年ぶりに目覚めたら世界が別物だった
1967年、オースティンはナイトクラブでDr.イーブルを追い詰めるが、イーブルはロケットで逃走し冷凍保存に入る。将来の再戦に備え、オースティンも自ら冷凍睡眠へ。
そして1997年、イーブルが世界征服計画と共に帰還。イギリス国防省はオースティンを解凍し、彼は30年分アップデートされた世界に放り込まれる。
古い悪の計画と新しい時代のズレが次々発覚する
イーブルは「バルカン計画」を進めるが、かつての恐怖作戦はすでに現代では現実化していたり、価値観が変わっていたりで部下に訂正され続ける。一方オースティンは、90年代では通用しない60年代的ノリで空回りしながら、ヴァネッサと共にラスベガスへ潜入。
フェムボットによる罠、世界滅亡装置、裏切りと逃走が連鎖し、ドタバタの中で計画の核心に迫っていく。
世界は救われるけど因縁は宇宙まで続く
基地に潜入したオースティンとヴァネッサは装置を解除し、世界滅亡を阻止。イーブルは裏切りと混乱の末に再び逃亡し、基地は爆破される。
その後、結婚した2人は新婚旅行中に再度襲撃されるが切り抜け、夜空を見上げると、そこには復讐を誓い再び冷凍されたイーブルの姿が浮かんでいた。
この映画のポイント
60年代スパイ映画の記号をこれでもかと並べて、全部笑いに変える構造。
冷凍復活という設定で、時代の価値観の違いそのものをギャグにしている。
マイク・マイヤーズの一人二役が作品全体のリズムを引っ張る。
スパイ映画パロディとしては、007 カジノロワイヤルの流れを感じさせる作り。
たぶんこんな映画
テンポよく下ネタとパロディが畳みかけてきて、考える前に笑いが来るタイプ。
派手な事件が続く中で、時代に取り残された男の戸惑いもチラッと見えてくる。
深夜にだらっと観ると、気付いたら最後まで一気に行ってる感じの一本。

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