※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
アメリカン・スウィートハート
(原題:America’s Sweethearts)
作品データ
2001年|アメリカ合衆国|ロマンティック・コメディ
監督:ジョー・ロス
出演:ジュリア・ロバーツ、ビリー・クリスタル、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ ほか
“理想のスター夫婦”の崩壊を、妹と宣伝マンが必死にごまかす話
映画界の看板カップルだったエディとグウェンは、浮気騒動で関係が冷え切っているのに、最後の共演作の試写会が迫っている。宣伝マンのリーと、妹キキは、とにかく場を成立させるために奔走するが、当人たちの感情も事情も、そんなに都合よく動いてくれない。
物語の主要人物
・キャスリーン・ハリソン(キキ)(ジュリア・ロバーツ)
グウェンの妹で付き人。試写会を成立させる役目を背負う
・リー・フィリップス(ビリー・クリスタル)
映画宣伝マン。大騒動を回収しようとする現場のまとめ役
・グウェン・ハリソン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
スター女優。浮気が原因でエディとの関係が崩れている
・エディー・トーマス(ジョン・キューザック)
スター俳優。公の場に出るのも一筋縄じゃない状態
・ハル(クリストファー・ウォーケン)
騒動の周辺で動く人物
スター夫婦のスキャンダルで、宣伝が地獄になる
エディとグウェンは“アメリカの理想のカップル”として売られてきた大物スター同士。でもグウェンの浮気が発覚して以来、2人の仲は完全に冷え切ってしまう。そんなタイミングで、2人が最後に共演した映画『時を超えて』の試写会が控えている。
妹キキに突然ふってくる、無茶ぶりミッション
グウェンの付き人をしている妹キキのもとへ、宣伝マンのリーから電話が入る。「とにかくグウェンを説得して試写会に出してくれ」。キキは姉の機嫌も状況も分かってるのに、逃げられない。なんとか場を整えようとして動き出す。
なんとか成立させたい側と、成立させたくない側
キキはグウェンをなだめ、試写会を成功させようとするが、スター同士の感情のもつれは簡単に片付かない。しかも世間は“理想のカップル復活”みたいな都合のいいストーリーを期待してくる。裏側では必死なのに、表側はキラキラでいなきゃいけない。
うまくいくはずがないのに、走り続ける
試写会が近づくほど、隠したいことと起きてほしくないことが増えていく。キキとリーは、その場その場で火消しをしながら、どうにか破綻を先延ばしにしていくが、最後は結局、本人たちの本音と現実が表に出てくることになる。
この映画のポイント
・ハリウッドの宣伝現場のバタバタ感
・表のイメージと裏の人間関係のギャップ
・妹キキが背負わされる役回りの切なさ
・ロマコメだけど、業界コメディ寄りのノリ
たぶんこんな映画
キラキラ映画界の舞台裏を、ちょっと皮肉とドタバタで見せるタイプ。恋愛の甘さだけじゃなく、体裁と仕事と感情のせめぎ合いが多め。笑いながらも、地味に胃がキュッとなる瞬間が混ざってくる一本。

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