※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
スカーレット・レター
(The Scarlet Letter)
作品データ
1995年|アメリカ|ドラマ
監督:ローランド・ジョフィ
出演:デミ・ムーア、ゲイリー・オールドマン、ロバート・デュヴァル ほか
禁じられた恋が共同体を全部ひっくり返す話
清教徒社会で生きる女性ヘスターが、宣教師アーサーと恋に落ちる。許されない関係はやがて公になり、信仰と秩序を最優先する町の価値観と真っ向から衝突していく。愛を貫くのか、共同体に従うのか、その選択が人々を追い詰めていく。
物語の主要人物
- ヘスター・プリン(デミ・ムーア)
イギリスから渡ってきた女性 - アーサー・ディムズデイル(ゲイリー・オールドマン)
植民地で尊敬を集める宣教師 - ロジャー・チリングワース(ロバート・デュヴァル)
ヘスターの夫
新天地で始まる許されない関係
独立戦争以前の北米ニュー・エルサレム。イギリスから渡ってきたヘスターは、敬虔な宣教師アーサーと出会い、強く惹かれ合う。ヘスターには本国で決められた夫がいたが、その夫ロジャーが航海中の事故で死亡したという知らせが届く。その報せをきっかけに、二人の関係は一気に深まっていく。
愛と信仰の間で揺れる日々
清教徒社会では、個人の感情よりも神と共同体の秩序が最優先される。アーサーは指導者としての立場と、ヘスターへの想いの間で苦しみ続ける。一方ヘスターは、隠しきれない感情を抱えながらも、この土地で生き抜こうとする。二人の関係は、周囲の疑念と監視の中で徐々に追い詰められていく。
戻ってきた夫と暴かれる罪
死んだはずのロジャーが生きて現れ、事態は一変する。彼はヘスターとアーサーの関係に気づきながらも、表向きは沈黙を保ち、内側に復讐心を溜め込んでいく。やがて秘密は暴かれ、ヘスターは共同体から厳しい裁きを受けることになる。愛は私的な問題では済まされず、町全体を巻き込む事件へと変わっていく。
この映画のポイント
・厳格な宗教社会の空気感
・恋愛が「罪」として扱われる世界
・3人それぞれの立場がぶつかり合う構図
・原作とはかなり違う大胆な解釈
たぶんこんな映画
重たいテーマだけど、話の芯はかなりストレート。息苦しい共同体の中で、感情を持つこと自体が危険になる感じがずっと続く。愛って個人の問題じゃなくなると、こんなにも怖いんだな、と思わされる一本。

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