※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ラスト・マップ/真実を探して
(Around the Bend)
作品データ
2004年|アメリカ|ドラマ/ロードムービー
監督:ジョーダン・ロバーツ
出演:ジョシュ・ルーカス、クリストファー・ウォーケン、マイケル・ケイン ほか
消えた父と向き合うために、三世代が旅に出る話
30年ぶりに姿を現した父、確執を抱えた息子、そしてそのまた息子。突然の死をきっかけに、男ばかりの家族が遺言に導かれて旅に出る。目的地は地図の先にある過去と真実。進むほどに、知らなかった事実が少しずつ明らかになっていく。
物語の主要人物
・ターナー・レア(クリストファー・ウォーケン)
30年間行方不明だった父
・ジェイソン・レア(ジョシュ・ルーカス)
足に障害を持つ銀行員
・ザック・レア(ジョナ・ボボ)
ジェイソンの息子
・ヘンリー・レア(マイケル・ケイン)
一家の家長
突然の再会と、突然の別れ
ロサンゼルスで暮らすレア家に、30年間姿を消していたターナーが戻ってくる。再会を喜ぶ家長ヘンリーだったが、その直後に急死。彼の遺言には、遺灰を特定の場所に撒くようにと書かれていた。
遺言に導かれたロードムービー
遺言を果たすため、ターナー、ジェイソン、ザックの三世代はオンボロのバンで旅に出る。しかしジェイソンは、幼い頃に自分を捨てた父ターナーと心の距離を縮められず、道中でも衝突を繰り返す。
父の過去と、隠されていた事実
旅の途中で、ターナーが脱走中の囚人であり、余命もわずかであることが明らかになる。さらにアルバカーキで、ジェイソンは自分の足の障害の本当の原因を知らされる。それは事故ではなく、父の手によるものだった。
遺灰の先にあったもの
激しい感情に揺れながらも、ジェイソンは祖父の遺言を果たす。そして最後に向かった場所で、父ターナーは静かに命を終える。過去をすべて抱えたまま、ジェイソンは次の世代へと向き合う決意をする。
この映画のポイント
・四世代にわたる家族の断絶と継承
・ロードムービー形式で進む感情の整理
・父と息子の関係を正面から描く構成
・派手さを抑えた静かな語り口
たぶんこんな映画
大きな事件は少ないけど、心に残る場面が多い。過去は消せないけれど、向き合い方は選べる、そんな感覚が最後に残る。ロードムービーというより、感情の整理整頓みたいな一本。静かに沁みるタイプの作品。

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