※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
プロメテウス
(Prometheus)
作品データ
2012年|アメリカ|SF
監督:リドリー・スコット
出演:ノオミ・ラパス, マイケル・ファスベンダー, シャーリーズ・セロン, イドリス・エルバ, ガイ・ピアース, ローガン・マーシャル=グリーン ほか
人類の創造主に会いに行ったら、答えよりヤバいものを持ち帰る話
人類はどこから来たのか。その答えを求めて未知の惑星に降り立った探査隊は、創造主らしき存在の痕跡と、絶対に触れてはいけない何かに遭遇する。好奇心と信仰、科学と欲望が絡み合い、気づけば「答えを知る代償」を次々に支払っていくことになる。
物語の主要人物
・エリザベス・ショウ(ノオミ・ラパス)
考古学者。人類の起源を探るため、プロメテウス計画に参加する。
・デヴィッド(マイケル・ファスベンダー)
プロメテウス号を管理するアンドロイド。任務に忠実だが、人間とは異なる判断基準を持つ。
・メレディス・ヴィッカーズ(シャーリーズ・セロン)
ウェイランド社の重役で調査ミッションの監視役。計画そのものに懐疑的。
・チャーリー・ホロウェイ(ローガン・マーシャル=グリーン)
ショウの恋人で同じく考古学者。創造主の存在に強い期待を抱く。
・ヤネック(イドリス・エルバ)
プロメテウス号の船長。現場判断を重視する現実派。
神話みたいな壁画が、宇宙への招待状になる
2089年、ショウとホロウェイは世界各地の古代遺跡に共通する壁画を発見する。そこには、人類に星を指し示す巨大な存在が描かれていた。
この一致から浮かび上がったのは、人類の創造主かもしれない存在と、その居場所を示す星図。ウェイランド社の支援を受けた探査船プロメテウス号は、その星図が示す惑星LV-223を目指して旅立つ。
期待で突っ走った初調査が、全部を狂わせる
到着した惑星で発見されたのは、自然物に見せかけた人工構造物。内部には巨大な頭像、無数の円筒容器、そして人型生命体の死体があった。
嵐の接近で一時撤退する混乱の中、デヴィッドは密かに黒い液体を持ち帰る。誰も正体を理解しないまま、その「何か」は人間の体に入り込み、取り返しのつかない変化を引き起こしていく。
知りたい気持ちが、次々と犠牲を生む
調査を進めるほど、乗組員たちは次々と異変に巻き込まれる。黒い液体に触れた者は変貌し、命を落とし、船内は疑心暗鬼に包まれていく。
ショウ自身も、知らぬ間に人間ではない生命を宿していることを知り、極限状態で自らの体を切り開く決断を迫られる。人類の起源を探す旅は、完全に生存のための戦いに変わっていく。
創造主に会えたとしても、救いはない
ついに目覚めたエンジニアは、人類の期待や問いかけに応えることなく暴力を振るい始める。さらに彼らが地球に向けて、黒い液体を拡散しようとしている可能性が浮かび上がる。
プロメテウス号の乗組員たちは、地球を守るため自らを犠牲にする選択をするが、それでもすべてが終わるわけではない。
この映画のポイント
・人類の起源という壮大なテーマ
・答えを求めるほど事態が悪化する構図
・アンドロイドの視点が物語に不気味さを加える
・SFなのに神話や信仰の匂いが強い
・はっきり説明されない謎が意図的に残される
たぶんこんな映画
壮大で、映像はめちゃくちゃ綺麗。でも観てるとだんだん落ち着かなくなってくる。
「知りたい」って気持ちが、ここまで危険になるのかっていう怖さがじわじわ残る。
全部スッキリ分かる映画じゃなくて、モヤっとした疑問を抱えたまま宇宙に放り出される感じ。そこがこの映画っぽさでもある。

コメント