※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
マイ・ボディガード
(Man on Fire)
作品データ
2004年|アメリカ|アクション/スリラー
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン, ダコタ・ファニング, ラダ・ミッチェル, ジャンカルロ・ジャンニーニ, マーク・アンソニー, ミッキー・ローク ほか
守れなかった少女のために、男が地獄を全部ひっくり返す話
元CIAで心が壊れかけたボディガードのクリーシーは、9歳の少女ピタを守る仕事を引き受け、少しずつ生きる理由を取り戻していく。しかしピタは白昼堂々と誘拐され、クリーシーは重傷を負う。回復した彼は、少女を奪った全員を見つけ出すと誓い、命を削る復讐に踏み出す。
ざっくり時系列
元CIAのクリーシーがメキシコへ
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少女ピタのボディガードになる
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二人の間に絆が生まれる
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ピタが白昼に誘拐される
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クリーシーが重傷を負う
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身代金交渉が失敗
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誘拐の裏に巨大な腐敗構造が判明
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クリーシーが単独で復讐を開始
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誘拐計画の真相が明らかになる
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ピタとの交換
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クリーシーの最期
物語の主要人物
・ジョン・W・クリーシー(デンゼル・ワシントン)
元CIA工作員。少女のボディガードを務める。
・グアダルーペ・“ピタ”・ラモス(ダコタ・ファニング)
クリーシーが守る9歳の少女。
・ポール・レイバーン(クリストファー・ウォーケン)
クリーシーの旧友。
・ミゲル・マンサノ(ジャンカルロ・ジャンニーニ)
連邦警察の捜査官。
・サミュエル・ラモス(マーク・アンソニー)
ピタの父親。
生きる気力を失った男に、少女が居場所を作る
アルコール依存と過去の後悔を抱えたクリーシーは、最初は仕事としてピタを守っているだけだった。だが彼女の無邪気さとまっすぐな言葉に触れ、少しずつ心を開いていく。競泳の練習や日常の会話の中で、クリーシーは「誰かのために生きる」感覚を取り戻していく。
一瞬で奪われる日常
その関係が深まった矢先、ピタは誘拐される。銃撃の中でクリーシーは犯人たちと戦うが、少女を連れ去られてしまう。事件は単なる誘拐ではなく、警察や保険、犯罪組織が絡む腐った構造の一部だったことが徐々に見えてくる。
復讐は祈りみたいに始まり、地獄みたいに終わる
クリーシーは、誘拐に関わった人間を一人ずつ追い詰めていく。その手段は容赦がなく、暴力的で、戻る道はない。だが彼の行動の根っこにあるのは怒りだけじゃなく、守れなかったことへの贖いだった。すべてを突き止めた先で、彼は最後の選択をする。
この映画のポイント
・トニー・スコット全開の荒々しい映像
・デンゼル・ワシントンの静と狂気の振れ幅
・少女との関係が物語の芯になる構成
・復讐そのものより、そこに至る感情の積み重ね
たぶんこんな映画
ド派手な復讐劇に見えるけど、実際はずっと感情の話をしている一本。怒鳴り声よりも、静かな会話の方が胸に残って、観終わるとなんとも言えない重さが残るタイプの映画。

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