※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ドミノ
(Domino)
作品データ
2005年|フランス/アメリカ/イギリス|アクション/犯罪
監督:トニー・スコット
出演:キーラ・ナイトレイ, ミッキー・ローク, エドガー・ラミレス, デルロイ・リンドー, モニーク, ルーシー・リュー, クリストファー・ウォーケン ほか
モデルを辞めた女が賞金稼ぎになって、1000万ドル事件の真ん中に立つ話
元モデルのドミノは、刺激を求めて賞金稼ぎの世界に飛び込み、仲間たちと荒っぽい仕事をこなしていく。気づけば装甲車から消えた1000万ドルの事件に巻き込まれ、FBIの取り調べ室で、ここ36時間に起きた出来事を全部語る羽目になる。金、裏切り、勘違いが連鎖して、話はどんどん制御不能になっていく。
ざっくり時系列
ドミノがFBIに拘束される
↓
取り調べで過去36時間を語り始める
↓
元モデルのドミノが賞金稼ぎになる
↓
装甲車強盗の計画が動き出す
↓
1000万ドルが消える
↓
FBIとマフィアが誤解したまま動き出す
↓
金の行方を巡って銃撃戦が続発
↓
ラスベガスで全員集合
↓
計画が崩壊し爆発と死者が出る
↓
ドミノだけが生き残る
↓
事件後、それぞれの結末へ
物語の主要人物
・ドミノ・ハーヴェイ(キーラ・ナイトレイ)
元ファッションモデルの賞金稼ぎ。
・エド・モーズビー(ミッキー・ローク)
ドミノの相棒となる賞金稼ぎ。
・チョコ(エドガー・ラミレス)
ドミノのチームの一員。
・クレアモント・ウィリアムズ3世(デルロイ・リンドー)
保釈保証人で計画の中心人物。
・タリン・ミルズ(ルーシー・リュー)
FBIの犯罪心理学者。
取り調べ室から始まる、ぐちゃぐちゃな回想
物語は、ドミノがFBIに捕まり、心理学者ミルズに事情を話すところから始まる。時系列は前後し、説明は脱線し、真実と勘違いが混ざったまま進んでいく。何が本当で、誰が勘違いしているのかが分からない状態が、そのまま映画のテンポになる。
強盗は計画通りにいかない
装甲車強盗は、病気の少女を救う金を作るための話だったはずが、FBIの介入やマフィアの早とちりで、話が一気に膨らむ。金は別の場所へ、疑いは別の人物へ向かい、関係ない人間まで巻き込まれていく。
ラスベガスで全部が爆発する
舞台はラスベガスのストラトスフィアへ。賞金稼ぎ、マフィア、金の持ち主が一堂に会し、誤解と裏切りが限界に達する。銃撃戦と爆発の中で仲間は倒れ、ドミノだけが生き残る。混乱の中心にいた彼女は、結果としてすべてを語る立場になる。
この映画のポイント
・トニー・スコット全開の過剰な編集とスピード
・時系列が崩れたまま突っ走る構成
・実在の人物に着想を得た主人公設定
・善意と欲が噛み合わないまま膨張する物語
たぶんこんな映画
筋を追うより、勢いと混乱を浴びるタイプの一本。全部が少しやりすぎで、話も映像も落ち着かない。でもその落ち着かなさ自体が、この映画の正体みたいな感じ。理解より体感寄りの映画。

コメント