※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

君はONLY ONE
(Irreplaceable You)
作品データ
2018年|アメリカ|ドラマ/ラブストーリー
監督:ステファニー・ラング
出演:ググ・バサ=ロー、ミキール・ハースマン、クリストファー・ウォーケン、スティーヴ・クーガン ほか
余命宣告された妻が夫の次の恋人を探す話
子どもの頃から一緒に育ち、結婚して穏やかな日々を送っていたアビーとサム。ある日、アビーは自分が長く生きられないことを知る。残されるサムの未来を心配した彼女は、自分がいなくなった後の人生まで準備しようとして、とんでもない行動に出る。
物語の主要人物
・アビー(ググ・バサ=ロー)
余命宣告を受ける女性で、物語の中心人物
・サム(ミキール・ハースマン)
アビーの夫で、内向的な性格の男性
・マイロン(クリストファー・ウォーケン)
アビーが関わる、人生の助言をくれる人物
・ジェーン(タマラ・チュニー)
アビーの母親
幼なじみ夫婦に突然落ちてくる現実
アビーとサムは子どもの頃からずっと一緒で、結婚後も仲の良い夫婦だった。将来も当たり前に続いていくと思っていた生活は、アビーが病院で診断を受けたことで一変する。
妊娠の確認のつもりで訪れた病院で告げられたのは、末期癌と余命宣告。アビーは自分の死を受け止めきれないまま、サムにその事実を伝える。
心配しすぎた愛情が変な方向へ進む
アビーが一番気にかけたのは、自分よりもサムの未来だった。奥手で不器用なサムが、自分がいなくなった後に一人で生きていけるのか。その不安から、アビーはサムのために「次の恋人探し」を始めてしまう。
デートイベントに参加したり、人を紹介しようとしたりするアビーに対し、サムは戸惑いながらも彼女を止めきれない。二人の間には、愛情とすれ違いが同時に積み重なっていく。
別れの準備と、残される側の本音
病状が進むにつれ、アビーは自分の人生を振り返り、やり残したことや後悔と向き合っていく。一方のサムも、アビーの行動の意味を理解しつつ、自分が本当に望んでいるものに気づき始める。
やがて二人は、愛する相手を守ることと、相手の人生を勝手に決めないことの違いに向き合うことになる。そして、避けられない別れの時が訪れる。
この映画のポイント
・重い題材だけど全体は静かで落ち着いたトーン
・恋人探しという設定が感情のズレを分かりやすくする
・残される側、残す側、両方の視点が描かれる
・家族や友人との関係も丁寧に絡んでくる
たぶんこんな映画
しんみりしっぱなしというより、時々クスッとしながら進むタイプ。愛しているからこそやりすぎてしまう感じがリアルで、きれいごとだけで終わらない。観終わったあと、自分だったらどうするかなって、自然と考えてしまう余韻が残る一本。

コメント