※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ファーザー・フィギュア
(Father Figures)
作品データ
2017年|アメリカ合衆国|コメディ
監督:ローレンス・シャー
出演:オーウェン・ウィルソン、エド・ヘルムズ、グレン・クローズ ほか
双子の兄弟が「もしかして父親かも?」な男たちに会いに行く話
仲良し双子のカイルとピーターは、ずっと父親は亡くなっていると聞かされて育ってきた。ところがある日、それが事実じゃないと判明する。しかも父親候補は一人じゃない。母ヘレンの過去が思った以上に自由すぎて、候補は名士だらけ。2人は戸惑いながらも「本当の父親に会いたい」という気持ちを抑えきれず、行き当たりばったりな父探しの旅に出る。
物語の主要人物
・カイル・レイノルズ(オーウェン・ウィルソン)
双子の兄弟の一人で、感情に素直なタイプ
・ピーター・レイノルズ(エド・ヘルムズ)
双子の兄弟の一人で、やや理屈っぽい性格
・ヘレン・バクスター(グレン・クローズ)
2人の母親で、かなり自由な過去を持つ女性
・ロナルド・ハント(J・K・シモンズ)
父親候補の一人
・ティンクラー医師(クリストファー・ウォーケン)
父親候補の一人
父は死んだと聞かされて育ったけど
物語は、双子の兄弟カイルとピーターが、自分たちの出生の秘密を知るところから始まる。母ヘレンはこれまで「父親はもう亡くなった」と説明してきたが、あるきっかけでその話が嘘だったと分かる。しかも父親は普通の人ではなく、過去にヘレンと関係を持った上流階級の男性たちの誰かだという。
父親候補、多すぎ問題
問題は、父親候補が一人や二人では済まないこと。ヘレンの若い頃はかなり奔放で、相手は医師や成功者ばかり。しかも全員が名士なので、スキャンダルを恐れて名乗り出る可能性は低い。カイルとピーターは戸惑いながらも、候補者を一人ずつ訪ねて話を聞くという、かなり不思議な旅を始める。
旅の終わりに分かること
父親探しの途中で、2人はそれぞれ違う感情を抱くようになる。血のつながりにこだわる気持ち、母への複雑な思い、兄弟としての距離感。旅の終盤では、父親が誰かという一点だけでなく、「家族って何なのか」という問いに向き合うことになる。答えは思っていたよりもシンプルで、でも少し拍子抜けする形で落ち着く。
この映画のポイント
双子のロードムービーとして進みつつ、母親の過去が次々と明かされていく構成。父親候補たちがそれぞれ違う空気を持っていて、会うたびに映画のテンポが変わる。重くなりそうな設定を、全体的に軽い会話で進めていくのが特徴。
たぶんこんな映画
ずっとゆるい雰囲気で進むけど、家族の話はちゃんと中心にある。笑いながら見ているうちに、いつの間にか兄弟の気持ちに寄り添っている感じ。派手な展開は少なめで、旅の途中の会話を楽しむタイプの一本。観終わる頃には、父親探しより兄弟関係の方が印象に残るかもしれない。

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