※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
U-571
(U-571)
作品データ
2000年|アメリカ・フランス|戦争・サスペンス
監督:ジョナサン・モストウ
出演:マシュー・マコノヒー, ビル・パクストン, ハーヴェイ・カイテル, ジョン・ボン・ジョヴィ, ジェイク・ウェバー, マシュー・セトル ほか
若手士官がいきなり敵潜水艦の艦長をやる話
第二次世界大戦のど真ん中。アメリカ海軍の潜水艦クルーが、故障して漂流中のドイツ潜水艦に乗り込み、暗号機エニグマを奪う作戦に出る。ところが味方の潜水艦が沈み、なぜか敵のUボートで逃げる羽目に。艦長不在の状況で、決断が苦手な副長が指揮を執り、魚雷戦・爆雷・裏切り・浸水とトラブルが連続する、極限の潜水艦ミッション。
ざっくり時系列
遭難信号を出したドイツ潜水艦を発見
↓
アメリカ側が補給潜水艦に偽装して接近
↓
奇襲してU-571を制圧、エニグマ確保
↓
味方潜水艦S-33が撃沈される
↓
敵のU-571で潜航、魚雷戦に突入
↓
捕虜のドイツ艦長が脱走し破壊工作
↓
駆逐艦との死闘、限界深度まで潜る
↓
最後の魚雷で逆転
↓
潜水艦を放棄し、救助される
物語の主要人物
・アンドリュー・タイラー中尉(マシュー・マコノヒー)
任務部隊の副長。決断力に不安を抱えたまま指揮を任される。
・マイク・ダールグレン少佐(ビル・パクストン)
作戦の指揮官。タイラーの資質を試す立場。
・ヘンリー・キーオ(ハーヴェイ・カイテル)
第一次大戦を経験した古参兵。現場判断の要。
・マイケル・ヒルシュ中尉(ジェイク・ウェバー)
ドイツ語が分かる情報部将校。エニグマ回収の要員。
・ギュンター・ヴァスナー大尉(トーマス・クレッチマン)
U-571の艦長。捕虜となるが、最後まで脅威となる存在。
嵐の海で始まる、偽装潜水艦ミッション
1942年、大西洋。故障したU-571の救難信号を察知した連合軍は、アメリカ潜水艦S-33をドイツの補給潜水艦に似せて出動させる。目的は、連合軍が解読に苦しんでいる暗号機エニグマの奪取。嵐の中で接近し、少人数の乗艦部隊が敵艦に乗り込むという、かなり無茶な作戦が始まる。
まさかの味方撃沈、敵潜水艦での逃走
作戦自体は成功し、U-571を制圧するが、直後にドイツの補給潜水艦の反撃でS-33が沈没。生き残った兵士たちは、拿捕したU-571で潜るしかなくなる。艦長を失った状態で、タイラーが実質的な指揮官に。魚雷戦、修理、捕虜の管理が同時進行し、判断の遅れが命取りになる状況が続く。
裏切りと限界深度、最後の一手
捕虜となっていたヴァスナー艦長が脱走し、エンジンを破壊。さらにドイツ駆逐艦が迫り、U-571は水深200メートルまで追い込まれる。浸水が止まらず、残る魚雷は一本だけ。乗組員の犠牲と引き換えに再加圧を行い、浮上の瞬間に放つ最後の魚雷で形勢を逆転させる。
この映画のポイント
・潜水艦内部だけで進む閉塞感の強い展開
・艦長不在という状況で試される判断力
・魚雷、爆雷、浸水とトラブルの畳みかけ
・エニグマ奪取という一点に絞られた目的
たぶんこんな映画
暗い艦内で計器の音を聞きながら、誰が次に決断するのかを見守るタイプの一本。派手な戦場よりも、狭い空間での緊張と選択の連続を味わう感覚が強くて、潜水艦ものの定番要素をテンポよく詰め込んだ流れになってる。観終わる頃には、息を止めてたことに気づくやつ。

コメント