※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
オール・ユー・ニード・イズ・キル
(原題:Edge of Tomorrow)
作品データ
2014年|アメリカ|SF・アクション
監督:ダグ・リーマン
出演:トム・クルーズ, エミリー・ブラント, ビル・パクストン, ブレンダン・グリーソン, ノア・テイラー ほか
死ぬたびに上手くなっていく新兵の話
戦闘経験ゼロの広報将校が、最前線に放り込まれて即戦死。
……と思ったら、なぜか同じ朝に戻ってやり直し。
死んで、学んで、また死んで、少しずつ生き延びる。
この映画は、最弱スタートの主人公が、繰り返しの中で戦争の核心に近づいていく話。
ざっくり時系列
異星人ミミックが地球を侵略
↓
広報担当のケージが前線に強制投入される
↓
上陸作戦で即死する
↓
なぜか同じ朝に戻る
↓
死を繰り返しながら戦闘技術を身につける
↓
英雄リタと出会い、ループの正体を探る
↓
ミミックの中枢に辿り着く方法が見えてくる
↓
最後の一回にすべてを賭ける
物語の主要人物
- ウィリアム・ケージ(トム・クルーズ)
戦闘経験のないUDFの広報将校 - リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)
ミミックとの戦いで名を上げた英雄 - ファレル曹長(ビル・パクストン)
ケージが配属されるJ小隊のリーダー - ブリガム将軍(ブレンダン・グリーソン)
作戦を強行する軍上層部 - カーター博士(ノア・テイラー)
ミミックの仕組みを研究する科学者
広報担当がいきなり最前線に放り込まれる始まり
舞台は、ミミックにヨーロッパの大半を奪われた近未来。
ケージは戦場とは無縁の広報担当なのに、上官に逆らったせいで歩兵に降格。
ろくに訓練も受けないまま、フランス上陸作戦に参加させられる。
結果は当然のように全滅。
ケージも数分で命を落とす。
死ぬと朝に戻ることに気づく
目を覚ますと、前日とまったく同じ朝。
状況を変えようとしても、結局は浜辺で死ぬ。
このループを何度も繰り返すうちに、ケージは戦場を覚え、動きが洗練されていく。
そして、ただ一人この異変を察した人物、英雄リタと出会う。
彼女もかつて同じ力を持っていた。
繰り返しの先にある真実
二人は協力し、ミミックの仕組みを探っていく。
敵は単なる怪物ではなく、戦況を巻き戻しながら勝利する存在だった。
ループは無限じゃない。
失えば、次はない。
ケージは何百回もの失敗の中で、仲間の死やリタの最期を見続け、選択を迫られていく。
最後の一回で決着をつける
力を失った状態で迎える最終局面。
やり直しは効かない。
仲間たちの犠牲の上で、ケージとリタは敵の中枢へ辿り着く。
これまでの積み重ねを全部使って、たった一度の勝負に挑む。
そして朝は、もう一度だけ違う形で訪れる。
この映画のポイント
・タイムループを戦争に組み込んだ構成
・最弱主人公が少しずつ成長する過程
・SF設定と軍事アクションの噛み合い
・繰り返しが感情の重みを増していく展開
たぶんこんな映画
テンポが良くて、何度死んでも重くなりすぎない。
でも後半になるほど、一回一回の意味が効いてくる。
ゲームのリトライ感覚と、戦争映画の緊張感が混ざった不思議な手触り。
観終わると、同じ朝でもちょっと違って見えるタイプの一本。

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