※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
マジック・マイク ラストダンス
(Magic Mike’s Last Dance)
作品データ
2023年|アメリカ|コメディドラマ
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:チャニング・テイタム,サルマ・ハエック・ピノー,ルーカス・ヘッジズ,ジェマ・チャン ほか
引退したダンサーが、最後にもう一度だけ人生を踊り直す話
パンデミックで仕事も夢も失った元ストリッパーが、思いがけない出会いをきっかけにロンドンへ渡り、舞台づくりに関わることになる。もう踊らないと決めていたはずなのに、創作、欲望、過去の情熱が少しずつ呼び戻されていく。シリーズ完結編として、ショーそのものと人生の選択を重ねて描いていく物語。
ざっくり時系列
元ストリッパーがバーテンダーとして働いている
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慈善イベントで裕福な女性と出会う
↓
一夜のダンスをきっかけにロンドン行きを提案される
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劇場を使った新しいショー作りが始まる
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創作方針を巡って衝突が起こる
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劇場使用の問題でショーが中止される
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秘密裏にリハーサルが再開される
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招待制のショーが開かれる
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最後のダンスと再出発が描かれる
物語の主要人物
・マイク・レーン(チャニング・テイタム)
引退した元男性ストリッパー
・マクサンドラ・メンドーサ(サルマ・ハエック・ピノー)
舞台劇場を所有する社交界の名士
・タイラー・ヒューズ(ルーカス・ヘッジズ)
マイクの甥で身近な協力者
・ゼイディー・ラティガン(ジェメリア・ジョージ)
マックスの娘
パンデミック後のマイアミから、ロンドンへ
マイクは家具店を失い、マイアミでバーテンダーとして静かな生活を送っている。そんな彼が慈善イベントで出会ったのがマックスだった。かつての腕前に興味を持った彼女は、ダンスを依頼し、その夜をきっかけにロンドンでの仕事を提案する。マイクはもう踊らないと決めていたが、条件付きでその話を受ける。
劇場とショーに賭ける、それぞれの思惑
ロンドンでマックスが手に入れた劇場を使い、新しいショー作りが始まる。オーディションやリハーサルが進む一方で、マイクとマックスの間には創作への考え方のズレが生まれる。彼女は華やかで観客を喜ばせる舞台を望み、マイクは自分なりの表現にこだわる。そこに市議会や元夫の問題も絡み、計画は何度も揺らぐ。
最後に選んだ舞台と、踊る理由
一度は中止になったショーは、招待制という形で密かに実現する。物語仕立ての舞台の中で、ダンサーたちは次々と姿を現し、マイクも最後のパフォーマンスに立つ。雨の演出の中で踊られるそのダンスは、彼自身の過去と選択を重ねたものだった。ショーの終わりに、マイクとマックスは再び向き合い、新しい一歩を踏み出す。
この映画のポイント
・シリーズ完結編としての区切りの物語
・ダンスと演劇を融合させた舞台演出
・引退と再挑戦をテーマにした構成
・ロンドンの劇場空間を活かした見せ方
たぶんこんな映画
派手なダンス映画というより、人生の後半で何を選ぶかを考えさせる一本。踊る理由が変わっても、身体は正直で、最後はちゃんと舞台に立つ。シリーズを追ってきた人ほど、静かに余韻が残る映画。

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