KAFKA/迷宮の悪夢|ざっくり時系列

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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KAFKA/迷宮の悪夢
(Kafka)

作品データ
1991年|アメリカ|ミステリー・スリラー
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:ジェレミー・アイアンズ, テレサ・ラッセル, イアン・ホルム, イェルーン・クラッベ, ジョエル・グレイ, アーミン・ミューラー=スタール, アレック・ギネス ほか

作家カフカが、自分の小説みたいな世界に迷い込む話

1919年のプラハ。
保険鑑定人として働くフランツ・カフカは、地味で静かな日常を送っている。
ところが同僚の不可解な死をきっかけに、調べれば調べるほど、現実がどんどん歪んでいく。
気づけば彼は、自分の書く物語そっくりの、出口のない悪夢の中に足を踏み入れていた。

ざっくり時系列

プラハで保険鑑定人として働く

同僚が不審な死を遂げる

事件を調べ始める

地下アナキスト集団と接触

巨大で正体不明の組織の存在を知る

迷路のような城へ辿り着く

現実と悪夢の境界が曖昧になる

物語の主要人物

・フランツ・カフカ(ジェレミー・アイアンズ)
 保険鑑定人として働く作家

・ガブリエラ・ロスマン(テレサ・ラッセル)
 地下組織と関わる女性

・ムルナウ医師(イアン・ホルム)
 怪しげな実験に関わる医師

・バーゲル氏(ジョエル・グレイ)
 組織と繋がりを持つ人物

・事務長(アレック・ギネス)
 官僚組織の象徴的存在

平凡な日常が、少しずつ崩れ始める

1919年のプラハ。
カフカは昼は保険鑑定人、夜は作家という二重生活を送っている。
そんな中、職場の同僚が不審な死体で見つかり、彼の好奇心が動き出す。
警察の説明に納得できず、独自に調査を始めたことで、日常は静かに壊れていく。

見えない組織と、地下の人々

調査の途中で、カフカは秘密裏に活動する地下アナキスト集団と出会う。
彼らは、社会の裏側で人々を操る巨大な組織の存在を信じ、破壊活動を行っていた。
カフカはガブリエラと行動を共にし、組織の輪郭を少しずつ知っていく。
だが、知れば知るほど、何が真実なのか分からなくなっていく。

城に辿り着いた時、現実は終わる

やがてカフカは、組織の中枢とされる不気味な城へ向かう。
城の内部は迷路のようで、理屈も常識も通じない。
そこでは恐ろしい実験が行われ、権力は顔のないまま存在している。
カフカは抵抗するか、流されるかの選択を迫られ、
その過程で現実と幻想の境目は完全に溶けていく。

この映画のポイント

伝記映画っぽい入り口から、急に悪夢寄りになる構成
『城』や『審判』を思わせる空気感
説明しすぎないことで、不安がずっと残る
白黒映像が世界の歪みを強調してくる

たぶんこんな映画

ストーリーを理解しようとすると、逆に迷子になる。
雰囲気に身を任せていると、「あ、カフカだこれ」ってなる。
現実がじわっとズレていく感覚を味わう一本。
観終わった後も、頭のどこかに引っかかり続けるタイプ。

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