※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ジェイソン・ボーン
(原題:Jason Bourne)
作品データ
2016年|アメリカ|アクション・スリラー
監督:ポール・グリーングラス
出演:マット・デイモン, ジュリア・スタイルズ, トミー・リー・ジョーンズ, アリシア・ヴィキャンデル, ヴァンサン・カッセル, リズ・アーメッド ほか
もう全部知ってるはずの男が父親の真実だけ知らなかった話
記憶も過去も一通り掘り返したはずのボーンが、最後に残っていた「父親」という謎に向き合う。
世界から距離を置いて生きていた男は、再びCIAに追われ、旧知の人物を失い、もう一度走り出す。
今回は逃げるだけじゃなく、なぜ自分が作られたのか、その理由そのものに踏み込んでいく話。
ざっくり時系列
ボーンがギリシャで孤立した生活を送る
↓
ニッキーがCIAの極秘情報を盗み出す
↓
アテネで再会するがニッキーが殺される
↓
父親に関する情報を追ってヨーロッパを移動
↓
CIA内部の思惑と対立が明確になる
↓
父親の死の真相が明らかになる
↓
ラスベガスでCIA幹部と全面対決
↓
最後に再び姿を消す
物語の主要人物
- ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)
元CIA暗殺者で自らの過去と距離を取って生きている - ニッキー・パーソンズ(ジュリア・スタイルズ)
かつてボーンに関わった元CIA職員 - ロバート・デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)
CIA長官でボーンの過去を知る人物 - ヘザー・リー(アリシア・ヴィキャンデル)
CIAサイバー部門の責任者 - アセット(ヴァンサン・カッセル)
ボーンを追う暗殺者
世界から消えていた男が呼び戻される始まり
ブラックブライアー事件から年月が経ち、ボーンはギリシャで静かに暮らしている。
だがニッキーがCIAの機密に手を出したことで、再び名前が浮上する。
アテネの混乱の中で再会する二人。
そして、その場で起きる出来事が、ボーンを過去へと強制的に引き戻す。
父親とトレッドストーンの関係を追う
今回の軸は、ボーン自身よりも父親の存在。
なぜ自分はあの作戦に関わったのか。
誰が決断し、誰が止められなかったのか。
CIA内部の権力争いと、監視社会を象徴する新しい計画が絡み合い、ボーンは真相に近づいていく。
追われる立場は変わらないけど、動機は明確になっていく。
ラスベガスで決着し再び消える
舞台は一気にラスベガスへ。
巨大イベントと監視網の中で、ボーンはCIA幹部と正面から対峙する。
すべてが明るみに出たあと、残るのは選択だけ。
組織に戻るのか、それとも完全に離れるのか。
答えを曖昧にしたまま、ボーンはまた人混みへ消えていく。
この映画のポイント
・シリーズ後半らしい「父と息子」のテーマ
・現代的な監視社会とSNSの要素
・肉体的アクションの重さは健在
・追う側の思惑が複数描かれる構成
たぶんこんな映画
ずっと張りつめた空気で、息をつく暇が少ない。
派手な追跡と同時に、個人的な感情がじわっと残る。
終わり方もスッキリはしないけど、それがこのシリーズっぽい。
完全に終わらせない余韻が続く一本。

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