※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
キル・ミー・テンダー
(原題:Getting In)
作品データ
1994年|アメリカ合衆国|ブラックコメディ
監督:ダグ・リーマン
出演:スティーヴン・メイラー, アンドリュー・マッカーシー, クリスティ・スワンソン, キャリスタ・フロックハート, マシュー・ペリー, デイヴ・シャペル ほか
医学部に入りたいだけなのに、周りが次々と死んでいく話
名門ジョンズ・ホプキンス大学医学部を目指す若者たちの中で、順番待ちに耐えられなくなった男が、とんでもない近道を思いつく。
一方で、同じく医学部を目指していたガブリエルは、気づけば連続する不幸な事故の中心人物にされていく。
入学枠をめぐる競争が、気づけば殺し合いまがいの騒動に発展し、話は思わぬ方向へ転がっていく。
ざっくり時系列
医学部の入学枠を巡る競争が始まる
↓
ルパートが「事故」を装った計画を立てる
↓
ガブリエルは賄賂や裏技で何とか食らいつく
↓
ランドールとアマンダが不幸な事故で死亡
↓
疑いはガブリエルに集まる
↓
ルパートの本当の計画が明らかになる
↓
ガブリエルが事態を収拾し、ルパートを倒す
↓
思わぬ形で人生の進路が決まる
物語の主要人物
・ガブリエル・ヒッグス(スティーヴン・メイラー)
医学部入学を目指す学生。事件の渦中に巻き込まれる
・ルパート・グリム(アンドリュー・マッカーシー)
入学枠を独占しようとする学生。計画の張本人
・カービー・ワッツ(クリスティ・スワンソン)
成績優秀な学生。ガブリエルが惹かれる相手
・アマンダ・モレル(キャリスタ・フロックハート)
入学候補者の一人。強気な態度を取る学生
・ランドール・バーンズ(マシュー・ペリー)
入学候補者の一人。アマンダと同じく競争相手
・ロン(デイヴ・シャペル)
ガブリエルの友人。ハッキングなどで裏から支える
名門医学部をめぐる、歪んだスタートライン
物語は、医学部に入りたい学生たちが並ぶリストから始まる。
自分より前に何人もいる現実を知ったルパートは、「順番を消せばいい」という短絡的な結論に辿り着く。
一方ガブリエルは、正攻法でも裏技でも何とか食らいつこうとするが、周囲の冷たい態度に振り回され続ける。
事故なのか計画なのか、笑えない展開が続く
ランドールはシャワー中の事故で命を落とし、アマンダは食べ物が原因で死亡する。
どちらも偶然に見えるが、名字と結びついた皮肉な最期が、どこか作為的。
周囲はガブリエルを疑うが、彼自身も事態の異常さに気づき始める。
全部をひっくり返す黒幕の正体
やがて、すべての裏にルパートがいることが明らかになる。
彼は全員を消し、罪をガブリエルになすりつけるつもりだった。
ガブリエルは最後に動き、ルパートを倒し、カービーを救うことで連鎖を断ち切る。
この映画のポイント
・名門進学競争を極端に誇張したブラックな設定
・事故と皮肉を重ねた死に方の演出
・若き日の有名俳優たちが次々登場する不思議な豪華さ
・軽いノリなのに、やっていることはだいぶ物騒
たぶんこんな映画
真面目な進学ドラマだと思うと、すぐ裏切られる。
ブラックジョークが強めで、勢いだけで突っ走る感じ。
今見るとキャストに目がいって、別の意味で楽しい。
軽い気持ちで観ると、意外と印象に残る一本。

コメント