※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
Go
(原題:Go)
作品データ
1999年|アメリカ|クライム・コメディ
監督:ダグ・リーマン
出演:サラ・ポーリー, ケイティ・ホームズ, ジェイ・モア, スコット・ウルフ, ティモシー・オリファント, デズモンド・アスキュー, テイ・ディグス, ブレッキン・メイヤー ほか
家賃が払えなくて全員クリスマスに転げ落ちていく話
クリスマス直前、家賃に追われたスーパー店員ロナが、軽い気持ちで始めた薬の取引をきっかけに、友人たち、売人、警察、別ルートの若者たちまで巻き込んでいく。
話は3方向に分岐し、それぞれが最悪な夜を過ごしながら、気づくと同じ場所と同じ時間帯に集まってくる。
誰かの判断ミスが、別の誰かの災難になって連鎖していく、そんな一晩のドタバタが最後にひとつに重なる。
ざっくり時系列
ロナが家賃不足に追い込まれる
↓
薬を転売して稼ごうとする
↓
取引に違和感を覚えて薬を処分する
↓
売人トッドが激怒して追いかけてくる
↓
一方でサイモンたちはラスベガスで大騒動
↓
アダムとザックは警察の囮捜査に巻き込まれる
↓
それぞれのトラブルがレイブ会場に集まる
↓
事故と勘違いと恐怖が一気に交錯する
↓
夜が明け、それぞれが日常に戻っていく
物語の主要人物
- ロナ・マーティン(サラ・ポーリー)
家賃に追われるスーパーの店員 - クレア・モンゴメリー(ケイティ・ホームズ)
ロナの友人で一連の騒動に巻き込まれる - トッド・ゲインズ(ティモシー・オリファント)
ロナが取引する売人 - サイモン・ベインズ(デズモンド・アスキュー)
別視点で描かれるトラブルメーカー - アダム(スコット・ウルフ)
囮捜査に協力する俳優 - ザック(ジェイ・モア)
アダムの恋人で同じく捜査に巻き込まれる
家賃と薬とクリスマスが全部同時に襲ってくる始まり
舞台はクリスマス前。
ロナは立ち退きを迫られるほどお金に困っていて、職場でも余裕がない。
そんな中、同僚絡みで薬の話が持ち上がり、軽い判断で売人トッドの元へ向かう。
ここで「とりあえず何とかしよう」という選択をしたことで、夜が一気におかしな方向へ転がり出す。
それぞれ別方向に最悪な夜が進んでいく
ロナは取引の違和感から薬を処分し、さらに追い詰められる。
一方その頃、サイモンたちはラスベガスで結婚式乱入、放火、盗難、カーチェイスと無茶を重ねる。
さらに別の場所では、俳優カップルのアダムとザックが警察の囮役として利用され、妙なクリスマスディナーに招かれる。
全部関係なさそうなのに、少しずつ同じ夜へ近づいていく。
レイブ会場で全部が重なって朝になる
三方向の話はレイブ会場で交差する。
追う側、逃げる側、勘違いする側が入り乱れ、事故が起き、誰かが死んだと思い込む。
でも実際には、ほとんどがすれ違いと早とちり。
夜が明ける頃、それぞれは生き延び、ロナはまたスーパーへ向かう。
何も解決していないようで、でも一晩は終わった、そんな着地。
この映画のポイント
・同じ時間帯を3視点で描く構成
・小さな判断ミスが連鎖して大事件っぽくなる流れ
・犯罪ものなのに空気はずっと軽い
・クリスマスという時期設定が全部を加速させる
たぶんこんな映画
慌ただしくて、ずっと誰かが焦っていて、でも妙にテンポが良い。
大ごとに見えるのに、実は日常の延長みたいな出来事が続く。
一晩のカオスを横から眺めて、気づいたら朝になってる、そんな感触の映画。

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