※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ペギー・スーの結婚
(Peggy Sue Got Married)
作品データ
1986年|アメリカ|青春/ファンタジー/ロマンス
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:キャスリーン・ターナー、ニコラス・ケイジ、バリー・ミラー、ジョーン・アレン ほか
中年女性が高校時代に戻って人生をやり直すか迷う話
離婚寸前で人生が行き詰まり気味の女性が、
気づいたら若い頃の自分に戻っていて、
「あれ、これ全部やり直せるやつ?」って状況に放り込まれる。
全体をざっくり言うと
ペギー・スーは40代で、夫との関係もうまくいっていない。
高校の同窓会で倒れたあと、目を覚ますと1960年代の高校時代に戻っている。
周囲はみんな若くて、親も健在。
未来の記憶を持ったまま、もう一度青春を過ごすことになる。
大人の記憶を持ったままのペギー
ペギーは経験値だけは大人なので、
当時は気づけなかった友人の本音や、
家族の存在の大きさがやたらと目に入る。
一方で、周囲から見ればただの高校生なので、
そのギャップに一人で戸惑い続ける。
学校と家がもう一度「世界の全部」になる
舞台は高校、家、街の通り。
昔は当たり前だった場所が、
もう戻れない場所として見えてくる。
授業や友達との会話も、
どこか「期限付き」みたいな感覚で進んでいく。
結婚という選択が目の前に再び現れる
若き日の恋人チャーリーは、
相変わらず少し変わっていて、勢いで生きている。
ペギーは、この人と結婚した未来を知っているからこそ、
同じ選択をしていいのか迷い始める。
別の道を選ぶことも、理論上は可能なはず。
やり直せても全部は変えられない
ペギーは未来を変えようとするけど、
思ったほど自由には動けない。
感情や人とのつながりは、
知識だけではどうにもならない部分がある。
最終的に、彼女は「変える/変えない」をはっきり意識した選択をする。
この映画のポイントは後悔との向き合い方
タイムスリップものだけど、
派手な改変やSF的な理屈は控えめ。
描かれているのは、
「別の人生の可能性」を知ってしまった大人の気持ち。
懐かしさが、必ずしも優しくないところが特徴。
たぶんこんな映画
もし若い頃に戻れたら、
本当に違う選択をするのかどうか。
正解を出す話というより、
迷ったままでも前に進くしかない、
そんな感覚をそっと残す映画かもしれない。

コメント