シン・シティ

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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シン・シティ
(Sin City)


作品データ

2005年|アメリカ|クライム/ノワール
監督:ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ、クライヴ・オーウェン ほか


モノクロの街で、善悪がにじむ

画面はほとんど白と黒。
そこに血の赤や、目立つ色だけが差し込まれる。
現実っぽさより、漫画のコマがそのまま動いている感じが強くて、
街そのものが一つの感情みたいにうねっている。

ざっくり言うと、街で起きた複数の話が交差する

舞台は腐った街、シン・シティ。
それぞれ別の事情を抱えた男たちが、
復讐だったり、約束だったり、誰かを守るためだったりで動く。
物語は一本ではなく、
いくつかのエピソードが並行して進み、
気づくと同じ街の同じ夜に重なっていく。

語り口は、ずっと独白気味

登場人物はよく心の声を漏らす。
説明というより、ぼやきや覚悟の確認みたいな独白。
それがそのまま、この街のルールになっている感じ。
優しさも暴力も、同じ温度で並べられていく。

正義っぽいけど、だいぶ歪んでいる

誰かを守ろうとしているのは確かだけど、
方法はかなり荒っぽい。
正しいかどうかより、
「そうするしかなかった」空気が先に来る。
全員がどこかで踏み外している感じ。

女性キャラは、象徴みたいに置かれている

現実的というより、
物語を動かす存在として強く配置されている。
守る対象だったり、
街の欲望を映す鏡だったり。
リアルな人間関係というより、
物語上の役割がはっきりしている印象。

街そのものがラスボス

特定の敵が倒れれば終わり、という話ではなさそう。
権力、暴力、金、腐敗。
そういうものが全部混ざった街自体が、
ずっと背景に居座っている。
個人の戦いはあっても、街は簡単には変わらない。

ラストは、決着というより区切り

いくつかの物語は終わるけど、
街は相変わらず夜のまま。
救われた人もいれば、
そうでもない人もいる。
朝が来た感じは、あまりしない。

たぶんこんな映画

ストーリーを追うより、
雰囲気に身を預けるタイプ。
整った現実感より、
様式美とノリが前に出ている。
白黒の世界で、
感情だけがやけに濃く残る一本、そんな印象が残りやすい。

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