※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
魔法使いの弟子
(The Sorcerer’s Apprentice)
作品データ
2010年|アメリカ・ニューヨークほか|ファンタジー/アクション
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルチェル、アルフレッド・モリーナ、モニカ・ベルッチ ほか
気弱な理系青年が突然“世界の命運”を押し付けられる話
なんとなく冴えない大学生が、ある日いきなり「君、魔法使い向いてるから弟子ね」と言われて、街も自分も巻き込みながら成長していく感じの話。規模はデカいけど、本人のスタート地点はかなり地味。
現代ニューヨークで始まるドタバタ魔法バトルを超ざっくり
魔法使いバルサザールは、かつて師匠マーリンを裏切った闇の魔法使いたちを止めるため、長い間戦い続けてきた。そんな中、偶然見つけたのが「マーリンの血を引くかもしれない普通の青年」デイヴ。
半ば強引に弟子にされ、魔法の基礎から叩き込まれるデイヴだけど、敵側も復活を狙って動き出していて、街中で魔法バトルが連発。逃げ腰だったデイヴも、だんだん「自分がやらないとマズいかも」と腹をくくっていく流れ。
師匠は不器用ガチ勢、弟子は巻き込まれ体質
バルサザールは見た目も言動もクセ強めで、弟子育成がうまいタイプには見えない。説明不足だし厳しいし、急に命懸けの課題を投げてくる。
一方のデイヴは、理系オタク気質で自信なさげ。魔法の才能はあるっぽいけど、本人が一番それを信じていない感じ。
敵役のホルヴァートは、力と野心に全振りした分かりやすい危険人物で、話を一気に派手な方向に持っていく存在。
舞台はほぼ現代NY、魔法が日常に混ざり込む
学校、街角、ビルの屋上、地下鉄みたいな日常空間に、急に魔法が飛び交う。
観光地っぽい場所も普通の生活圏も関係なく戦場になるから、「ここでそんなこと起きる?」って感覚が続く。箒とかコートとか、身近な物が魔法アイテム扱いされるのも特徴。
魔法の訓練と敵の復活が同時進行で進む
デイヴは魔法の基本を学びながら、恋愛や学業もうまくいかず、精神的にもいっぱいいっぱい。
その裏で、闇の魔法使いたちが少しずつ復活していき、バルサザールは単独で対抗。戦いはどんどん激しくなって、弟子の成長を待ってくれない状況になる。
最後は「逃げない選択」をするところに落ち着く
クライマックスでは、デイヴが完全に覚悟を決めて前に出る。師匠に頼り切りだった状態から、自分で判断して魔法を使う側へ。
派手なバトルの中で、師弟関係もきっちり一段階変わって、物語としては「ちゃんと弟子になったな」というところで着地する。
この映画のポイントは“等身大の弟子感”
最初から万能じゃないし、才能も半信半疑。訓練も失敗だらけで、魔法があっても不安は消えない。
それでも少しずつ前に進む感じが、世界を救う話なのに身近に見える理由かもしれない。
たぶんこんな映画
大人向けファンタジーというより、少年漫画的な成長譚を実写とCGでやってみた感じ。
魔法の派手さと、情けない主人公のギャップを楽しみつつ、「弟子って大変そうだなあ」と思いながら眺めるタイプの一本。

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