キル・ビル Vol.1

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp: キル・ビル Vol.1 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾) [DVD] : ユマ・サーマン.ルーシー・リュー.千葉真一.ダリル・ハンナ.栗山千明.マイケル・マドセン.デヴィッド・キャラダイン.ヴィヴィカ・A・フォックス.ジュリー・ドレフュス.ゴードン・リュー, クエンティン・タランティーノ: DVD
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キル・ビル Vol.1
(原題:Kill Bill: Volume 1


作品データ
2003年|アメリカ|アクション
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、ヴィヴィカ・A・フォックス、千葉真一 ほか


黄色いスーツと日本刀で、復讐が始まる

いきなり強烈なビジュアルが飛び込んでくる。
血の色、音楽、間。
静かな場面なのに、次に何か起きそうな気配がずっと漂っている。
復讐というテーマはシンプルだけど、その見せ方がかなり振り切れていて、頭より先に感覚に残る。

花嫁が目を覚ますところから話が動き出す

物語の中心にいるのは、かつて暗殺部隊にいた女性。
結婚式の最中に襲撃され、長い昏睡状態から目を覚ます。
そこで彼女がやることはひとつ。
自分を裏切った仲間たちを、一人ずつ探し出すこと。
理由や背景は小出しにされて、まずは行動が前に出てくる。

時系列が崩れて、復讐リストが浮かび上がる

この映画、順番通りには進まない。
現在の復讐と、過去の出来事が前後しながら挟み込まれる。
その中で、彼女がどんな部隊にいて、誰とどんな関係だったのかが少しずつ見えてくる。
復讐相手の名前が出るたびに、「次はここか」と気持ちが切り替わる感じ。

家庭と暴力がぶつかる、最初の標的

最初に向かうのは、すでに普通の生活を送っている元仲間。
穏やかな日常と、突然の暴力が同じ空間に並ぶ。
ここで、この復讐が単なる勧善懲悪じゃないことが伝わってくる。
感情がぶつかり合うけど、きれいに整理されることはない。

日本パートと、振り切った殺陣

舞台は日本へ移り、空気がガラッと変わる。
寿司屋、ヤクザ、日本刀。
現実というより、映画の中の映画みたいな世界が広がる。
大人数との戦いは、痛々しいというより、様式美として描かれていて、どこか現実感が薄れていく。

ラストは、復讐の途中で一旦止まる

大きな決着がつくかと思いきや、話はまだ途中。
一人倒しても、リストは残っている。
因縁の核心に触れる前で、物語は区切られる。
ここまでで描かれたのは、怒りの始動と、その勢い。

たぶんこんな映画

感情の説明よりも、動きとビジュアルで引っ張っていくタイプの作品。
リアルさより、引用や様式が前に出ていて、勢いに身を任せる時間が続く。
復讐の理由を考えるより、「次はどうなるんだろう」と思いながら観ている感じ。
一本の物語というより、大きな章の前半を一気に浴びる感覚に近い一本。

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