ダーク・シャドウ

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ダーク・シャドウ
(Dark Shadows)

作品データ
2012年|アメリカ合衆国|スーパーナチュラル・ドラマ
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、エヴァ・グリーン、クロエ・グレース・モレッツ ほか

200年ぶりに目覚めたヴァンパイアが、時代の変化に置いていかれる話

この映画、ざっくり言うと「18世紀のヴァンパイアが1970年代に放り出される」流れ。呪いで地中に埋められていた男が、掘り起こされた瞬間から物語が動き出す。本人は当時の価値観のままなのに、世界だけが勝手に進んでいて、そのズレがそのまま話の推進力になっていく。

全体をまとめるとこんな感じ

名家コリンズ家の当主だったバーナバスは、魔女の呪いでヴァンパイアにされ、長い眠りにつく。200年後に目覚めると、一族はすっかり没落していて、かつての栄華は影も形もない。バーナバスは再び家を立て直そうとするが、過去の因縁を引きずる魔女も同じ時代に生き続けていて、復讐と執着が再燃していく。

気品だけは一切失っていない男

バーナバスは見た目も言動も完全に18世紀の紳士。血を求める存在でありながら、礼儀や誇りを何より大切にしている。その一方で、現代社会の常識にはまったく追いついておらず、何気ない場面でズレた反応を見せる。そのギャップが、恐ろしさと可笑しさの両方を生んでいく。

舞台は落ちぶれた名家の屋敷

物語の中心は、かつて栄えていたコリンズ家の屋敷。広いけれどどこか寂しく、家族もそれぞれ問題を抱えている。そこに突然、祖先そのものみたいな存在が現れ、家の空気が一変する。屋敷は過去と現在が混ざり合う場所として、ずっと重要な舞台になっていく。

愛と復讐が同時進行で絡み合う

バーナバスの過去には、叶わなかった恋と強烈な恨みが残っている。その相手である魔女は、現代でも別の姿で彼を追い詰め続ける。一方で、現代の人間関係にも惹かれていき、過去と現在の感情がぐちゃぐちゃに絡む。どちらを選ぶのか、というより、全部を背負ったまま進む流れになっていく。

最後は因縁ごとまとめて決着へ

終盤では、長年続いていた対立が表に出て、家族も巻き込んだ大きな衝突になる。バーナバスはヴァンパイアとしての運命と、人間だった頃の想いの両方と向き合うことになる。全てがすっきり解決するというより、血縁と呪いを受け入れた形で物語が締まっていく。

この映画のポイントっぽいところ

この作品、怖さよりも「時代に取り残された存在」をどう描くかに重きが置かれている感じがある。ゴシックな世界観の中で、家族、恋、執着といった感情がかなり人間臭く描かれている。重そうな設定を使いながらも、全体は意外と軽やかに進んでいく。

たぶんこんな映画

雰囲気は暗めだけど、ずっと重苦しいわけではなく、ズレた会話や行動でクスッとさせてくる場面が多い。物語を追うというより、キャラクターと世界観を眺めている感覚に近いかもしれない。結果的に、ゴシックで少し変わった家族の話を見届けた、そんな後味が残りやすい。

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