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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
21ジャンプストリート
(21 Jump Street)
作品データ
2012年|アメリカ合衆国|アクション・コメディ
監督:フィル・ロード/クリストファー・ミラー
出演:ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム、ブリー・ラーソン、アイス・キューブ ほか
冴えない大人2人が、もう一度高校に放り込まれる話
この映画、ざっくり言うと「もう若くない2人が、高校生のフリして潜入する羽目になる」流れ。学生時代の立場が正反対だった2人が、なぜかコンビを組まされて、当時の黒歴史を再体験する感じになっていく。潜入捜査のはずなのに、自分たちの青春のやり直しみたいな空気も混ざってきて、だんだん任務なのか私生活なのかわからなくなっていく。
とりあえず全部まとめるとこういう流れ
落ちこぼれ気味の警官コンビが、新型ドラッグの出所を探るために高校へ潜入することになる。生徒として紛れ込み、怪しい動きを追ううちに、2人はそれぞれ予想外のポジションに収まってしまう。捜査は進んでいるようで脱線も多く、友情もギクシャクしつつ、最後は事件と人間関係が一気に収束していく、そんな全体像。
真逆な2人が組まされるとこうなる
主人公の2人は、学生時代から価値観も立場も真逆。真面目で冴えないタイプと、人気者だった体育会系。その関係性がそのまま大人になっても尾を引いていて、警官としても微妙に噛み合わない。高校に戻ったことで立場が逆転したり、昔の自分を突きつけられたりして、だんだん相手の見え方が変わっていく感じが続く。
舞台は現代高校、でもノリは完全に場違い
潜入先はごく普通の高校だけど、主人公たちの感覚は完全に一世代前。流行、会話、立ち位置、全部ズレていて、そこが毎回ちょっとした笑いになっていく。真面目に高校生を演じようとするほど空回りして、逆に適当に振る舞うと溶け込んでしまう、不思議な状態が続いていく。
捜査よりも人間関係が暴走していく
ドラッグ捜査自体は進んでいるはずなのに、友情や恋愛、プライドの問題がどんどん前に出てくる。相棒への不満が爆発したり、学生時代のコンプレックスが再燃したりして、捜査どころじゃない空気になる場面も多い。その混乱が積み重なって、最終的に事件の核心へ近づいていく流れになっている。
クライマックスは全部まとめて大騒ぎ
終盤では、潜入の正体が露見し、事件も人間関係も一気に表に出る。バレてはいけない立場が完全に崩れ、アクションもコメディも同時に押し寄せる感じ。2人は警官としての役割と、相棒としての関係を同時に整理することになり、騒がしいまま一応の決着にたどり着く。
この映画の肝っぽいところ
この作品、捜査映画というより「過去の自分ともう一度向き合わされる話」が中心にある感じがする。高校という場所を使って、昔の価値観が今では通用しない様子や、人の立場が簡単に入れ替わる感覚を、かなり軽いノリで見せてくる。シリアスになりそうな話題も、基本は笑いに変換されていく。
たぶんこんな映画
全体としては、真面目に考えるより流れに身を任せて観るタイプ。アクションもギャグも多めで、テンポよく進みつつ、「あーこういうズレあるよね」と思わせる瞬間がちょこちょこ挟まる。結果的に、2人の関係性がどう落ち着くのかを見る映画、そんな印象が残りやすいかもしれない。

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