ランゴ

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ランゴ
(Rango)

作品データ
2011年|アメリカ|アニメーション・西部劇風ファンタジー
監督:ゴア・ヴァービンスキー
声の出演:ジョニー・デップ、アイラ・フィッシャー、ビル・ナイ ほか

自分が誰か分からないカメレオンが英雄扱いされる話

飼育ケースから放り出された一匹のカメレオンが、砂漠のど真ん中で勘違いとハッタリだけを武器に、なぜか町の救世主ポジションに座ってしまう。正体不明のまま物語が転がり始める感じ。

ざっくり全体要約

ペットとして暮らしていたカメレオンは事故で砂漠に放り出され、自分を「ランゴ」と名乗る。たどり着いたのは水不足に悩む町ダート。成り行きで強そうなことを言ってしまい、なぜか保安官に任命される。町の水が消える原因を探るうちに、巨大な計画と権力者の思惑が見えてくる。嘘から始まった役割は、次第に本物の選択を迫るものに変わっていく。

役を演じてる主人公

ランゴは、元々は何者でもない存在。だからこそ、語り口やポーズで「それっぽく」振る舞う。内心は不安だらけだけど、外側だけはやたら芝居がかっていて、そのズレが物語を動かしていく。

乾いた町ダートという舞台

舞台は砂と埃にまみれた小さな町ダート。水がすべてを支配していて、コップ一杯が命の重さに直結している。西部劇っぽい構図と、どこか歪んだ動物たちのデザインが、妙にリアルな緊張感を作っている。

ハッタリが通じなくなる瞬間

調査を進めるほど、ランゴの正体は怪しくなり、町の期待は重くなる。敵役の存在もはっきりしてきて、言葉だけでは乗り切れない局面が増えていく。ここで初めて、演じてきた「役」と本当の自分がぶつかる。

嘘から選択へ

終盤では、逃げるか、向き合うかの分かれ道がはっきりする。偶然の英雄から、自分で選んだ行動へ。勝ち負けというより、どう振る舞ったかが残る終わり方に向かっていく。

アニメだけど中身は渋め

見た目はコミカルだけど、テーマは意外と大人寄り。アイデンティティ、役割、物語を信じる力みたいな話が、冗談と引用まみれで進んでいく。

たぶん、自分を名乗る練習みたいな映画

最初は嘘でも、演じ続けるうちに輪郭ができてくる。その過程を、西部劇と動物で包んだ感じ。軽く観てるつもりでも、あとから「あれ何の話だったんだろう」って考えが残りやすい一本。

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