アリス・イン・ワンダーランド

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アリス・イン・ワンダーランド
(Alice in Wonderland)

作品データ
2010年|アメリカ|ファンタジー
監督:ティム・バートン
出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ ほか

大人になったアリスがもう一度落ちる話

子どもの頃に見た不思議な世界を、成長したあとで再訪する流れ。記憶は曖昧、現実は窮屈。そんな状態で再び穴に落ちて、逃げ場みたいだった世界が、今度は役割を押し付けてくる感じ。

ざっくり全体要約

19歳になったアリスは、現実世界で将来を決められそうになり戸惑っている最中、白ウサギを追って再び異世界へ落ちる。そこは「アンダーランド」と呼ばれる世界で、赤の女王が恐怖政治を敷いている。アリスは住人たちから“予言の人物”として扱われ、白の女王側につく流れに巻き込まれる。帽子屋や仲間たちと行動するうちに、自分が何を選ぶのかを突きつけられていく。

迷ってる主人公と振り切れた住人たち

アリスは、強いというより迷いが前に出ている人。周囲に決められる人生に違和感を持ちつつ、自分で選ぶ覚悟がまだ固まっていない。
一方で、帽子屋は感情が全部外に出ているタイプ。壊れかけだけど真っ直ぐで、アリスの背中を押す存在になっていく。

ルールが歪んだ世界で役目を思い出す

アンダーランドは色もサイズ感もおかしくて、会話も通じそうで通じない。そこでアリスは、過去に来たことがあるらしいと示され、物語の“役目”を思い出すよう促される。自由な世界だったはずの場所が、運命を押し付けてくるのが少し皮肉。

赤と白の女王に挟まれる

赤の女王は感情むき出しで、力で押さえつけるタイプ。白の女王は柔らかいけど、完全に無害というわけでもない。どちら側につくかで世界の形が変わり、アリス自身の立場も定まっていく。

戦いのあとに残る選択

クライマックスでは、予言通りの展開が一応形になる。ただ、それ以上に重要なのは、アリスがどう振る舞ったか。異世界での経験が、現実に戻ったあとにも影響を残す形で物語は終わる。

ティム・バートン流の童話再解釈

原作の要素を借りつつ、成長物語として組み替えた構成。奇抜なビジュアルと少し暗めのトーンが混ざって、可愛いだけじゃない雰囲気になっている。

たぶん、自分で決める感覚を思い出す映画

不思議な世界を冒険してるようで、やっていることは選択の練習みたいな流れ。現実が息苦しく感じるタイミングで観ると、少し距離を取れる感じが残りやすい一本。

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