バウンティ・キッド

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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バウンティ・キッド
(THE WHITE RIVER KID)

作品データ
1999年|アメリカ|西部劇/コメディ
監督:アーロン・ノリス
出演:アントニオ・バンデラス、ボブ・ホスキンス、エレン・バーキン ほか

伝説の賞金首を追ってたら、話がどんどんズレていく話

西部を舞台に、伝説的な無法者「ホワイト・リバー・キッド」を捕まえれば大金が手に入る、という話が広まる。そこに食いつくのが、いまいち冴えない賞金稼ぎと、その周囲の一癖も二癖もある人たち。キッド本人は神出鬼没で、噂だけがどんどん膨らんでいき、追う側も追われる側も、何が本当かわからないまま物語が転がっていく。

伝説だけが先行するホワイト・リバー・キッド

ホワイト・リバー・キッドは、名前だけで恐れられている存在。実際にどんな人物なのかは誰もよく知らず、語られる武勇伝も真偽不明。とにかく「すごいらしい」「捕まえれば金になるらしい」という空気だけが広がっている。その曖昧さが、物語全体のゆるさにつながっている。

賞金稼ぎたちが集まり始める西部の町

舞台は典型的な西部の町。賞金の話を聞きつけて、いろんな人間が動き出す。真面目に仕事として追う者もいれば、運試し感覚の者もいて、全体的に必死さと軽さが混ざった雰囲気。西部劇っぽい装いはあるけど、空気はどこかコメディ寄り。

追っているうちに、だんだん目的がズレる

物語が進むにつれて、キッドを捕まえることよりも、人間関係や思惑のズレが前に出てくる。誰が味方で誰が敵なのかも曖昧になり、状況は何度もひっくり返る。追跡劇というより、勘違いや偶然が連鎖していく感じが強い。

最後は伝説の正体がほどけていく

終盤では、ホワイト・リバー・キッドの実像が少しずつ明らかになっていく。噂と現実の差が見えてきて、それぞれが思い描いていた「伝説」が崩れていく流れ。派手な決着というより、肩の力が抜けた着地を迎える。

この映画のポイントなに?

この作品、正統派の西部劇というより、西部劇の型を使った人間ドタバタ劇みたいな感触がある。伝説を追いかけているつもりが、実際は噂に振り回されている人たちの話、という視点が面白いところ。

たぶんこんな映画

夕方の西部の町で、誰かが大げさな噂話を始めて、それをみんなが信じたり疑ったりしながら巻き込まれていく、そんな空気感。銃声より会話と勘違いが印象に残るタイプの一本。

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