※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ライフ・イットセルフ 未来に続く物語
(原題:Life Itself)
作品データ
2018年|アメリカ・スペイン|ドラマ/ロマンス
監督:ダン・フォーゲルマン
出演:オスカー・アイザック、オリヴィア・ワイルド、アントニオ・バンデラス ほか
ひとつの恋が思いもよらない方向に転がっていく話
最初はごく個人的な恋の話から始まる。出会って、惹かれて、日常を重ねていく、よくありそうな関係。でも、その一つひとつの出来事が、後になって別の誰かの人生に繋がっていく感じがじわっと見えてくる。
ざっくり全体要約
ニューヨークで出会った男女の関係が、ある出来事をきっかけに大きく揺れる。そこから物語は一気に視点を変え、時間も場所も飛び越えて進んでいく。別の国、別の家族、別の世代へと話が広がり、それぞれの人生が少しずつ交差していく。最初はバラバラに見える出来事が、後半になるにつれて一本の線として繋がっていく流れ。
語り手が変わるたびに見え方が変わる人たち
登場人物は多いけど、誰か一人だけが中心という感じでもない。それぞれが自分の人生を必死に生きていて、その途中で選んだ言葉や行動が、次の誰かに影響していく。視点が変わるたびに、同じ出来事でも受け取り方が違って見えるのが印象的。
ニューヨークからスペインへ広がる時間と場所
舞台は一つの街に留まらず、国を越えて移っていく。時間も一直線ではなく、過去と現在を行き来する形。最初は少し戸惑うけど、断片が増えるほど、全体の輪郭が見えてくる感じがある。
愛情と喪失が連鎖していく展開
誰かを大切に思う気持ちが強いほど、失ったときの影響も大きい。登場人物たちは、それぞれの形で立ち止まり、迷い、また前に進こうとする。その積み重ねが、次の世代の選択に繋がっていく様子が描かれていく。
過去が静かに未来へ受け渡される終盤
物語が進むにつれて、最初に起きた出来事の意味が少しずつ変わって見えてくる。偶然に見えた出会いや別れが、実は長い時間をかけて未来へ影響していた、そんな感覚が残る形で話はまとまっていく。
この映画のポイントなに?
一つの物語を直線で追うというより、人生の断片を集めていく構成になっているところ。視点や時系列が切り替わることで、「人生ってこうやって繋がっていくのかも」と感じさせる作りになっている。
たぶんこんな映画
感情の振れ幅が大きくて、観ている側も置いていかれたり、急に引き戻されたりする。あとから振り返ると、最初の何気ない場面が別の意味を持って見えてくるタイプ。恋や家族の話を通して、時間が静かに流れていく感触が残る一本。

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