戦争のはらわたII

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戦争のはらわたII
(Breakthrough)

作品データ
1979年|ドイツ|戦争・アクション
監督:アンドリュー・V・マクラグレン
出演:リチャード・バートン、ロバート・ミッチャム、ロッド・スタイガー、ヘルムート・グリーム、クルト・ユルゲンス ほか

老兵たちがもう一度ベルリンに向かう話

第二次世界大戦の末期。ベルリン陥落が目前に迫る中、連合軍側のベテラン兵たちが、戦争の流れを左右しかねない極秘任務を任される。かつて戦場を生き抜いてきた男たちは、それぞれ過去や立場を抱えたまま、ドイツ中枢へと進んでいく。作戦は単純そうに見えつつ、実際には敵も味方も入り乱れ、判断ひとつで状況がひっくり返る展開になっていく。

主要人物たち、全員クセ強め

中心になるのは、経験だけはやたらと豊富な年配の将校たち。リチャード・バートン演じる指揮官は、理屈よりも現場感覚を重視するタイプに見える。一方でロバート・ミッチャムの役どころは、冷静そうでいて独自の考えを隠している感じ。ロッド・スタイガーは感情を前面に出す場面が多く、チーム内の空気をかき回す存在になっている。ドイツ側の人物も含めて、全体的に一筋縄ではいかない顔ぶれがそろっている。

戦争末期、ベルリンが近づいてくる

時代は1945年。舞台はドイツ国内、最終的にはベルリンを目指す流れになる。街はすでに混乱していて、戦争が終わりに向かっている空気と、まだ終わっていない現実が入り混じっている。作戦行動は前線のドンパチだけでなく、移動や交渉、裏の読み合いが多めで進んでいく。

作戦は進むが、予定通りにはいかない

部隊は命令に従って前進するものの、途中で想定外の出来事が次々に起こる。敵の抵抗、味方との連携不足、情報の食い違いなどが重なり、誰の判断が正しかったのか分からなくなっていく。銃撃戦だけでなく、会話や沈黙のシーンにも緊張感があって、じわじわと消耗していく感じが強い。

それぞれの選択が、結末を形作る

物語の終盤では、登場人物たちがそれぞれ決断を迫られる。命令を優先するのか、自分の信念を取るのか、その選択が結果に影響していく。大きな勝利や派手な達成感というより、「ここまで来た」という区切りのような終わり方が印象に残る流れになっている。

この映画のポイントっぽいところ

若い兵士の成長物語というより、戦争を長く生き抜いてきた男たちの集大成のような雰囲気がある。派手な戦闘だけで押すのではなく、疲労感や諦観みたいなものが画面全体に漂っている感じ。続編らしく、前作を知っていると重なって見える部分も多そう。

たぶんこんな映画

勢いで突っ走る戦争映画というより、終わりかけの戦争を、少し引いた目線で追いかけていく一本。登場人物たちの年齢や立場が、そのまま物語の空気になっていて、どこか渋さが前に出てくる。観終わったあとに、派手さよりも「こういう終盤もあるよな」と思わせてくるタイプの作品っぽい。

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