※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

逃げる天使
(Chasers)
作品データ
1994年|アメリカ|コメディ/ロードムービー
監督:デニス・ホッパー
出演:トム・ベレンジャー、ウィリアム・マクナマラ、エリカ・エレニアック ほか
堅物とお調子者が、問題だらけの美女を護送する話
規則命のベテランと、軽口ばかりの若手。
真逆すぎる二人が組まされ、脱走常習の囚人を護送することになる。
ところがその囚人は、金髪美女で筋金入りのトラブルメーカー。
逃げる、騒ぐ、巻き込むの三拍子で、道中はずっとバタバタ。
でも不思議と後味は軽い、珍しく明るいホッパー作品。
登場人物
・ロック・ライリー
海軍のベテラン曹長。規則と秩序を何より重んじる。
・エディ・ディヴェイン
若き二等事務下士官。軽口担当で空気は読まない。
・トニ・ジョンソン
護送される囚人。脱走癖あり、行動力もありすぎる。
・周囲の軍関係者たち
二人の旅路をさらにややこしくする面々。
仕方なく組まされた、ちぐはぐコンビ
任務の都合でコンビを組まされたロックとエディ。
性格は水と油、会話は噛み合わない。
そんな二人に与えられた仕事は、
脱走の罪で捕まった囚人トニの護送だった。
この時点で、嫌な予感しかしない。
逃げる、逃げる、とにかく逃げる
トニは隙あらば脱走を試みる。
車内、宿、移動中、チャンスがあれば全部使う。
ロックは規則で押さえ込もうとし、
エディは場当たり的に対応。
当然うまくいかず、事態はどんどんドタバタに。
旅の終わりに、関係だけが変わる
護送は続き、トラブルも尽きない。
だが道中で、三人の距離感は少しずつ変わっていく。
最初は厄介事でしかなかった関係が、
いつの間にか別の形に落ち着いていく。
最後はちゃんと着地して、気持ちも軽い。
この映画のポイント
・ホッパー監督作としてはかなり明るい
・ロードムービー的なテンポ
・対照的な二人の掛け合い
・脱走劇なのに妙に牧歌的
たぶんこんな映画
深刻さはほぼゼロで、
肩の力を抜いて観られるタイプ。
事件は起きるけど、空気はずっと軽め。
ホッパー作品の中でも異色で、
「こんなのも撮ってたんだ」となる一本。

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