ハートに火をつけて

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ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




ハートに火をつけて [DVD]
ハートに火をつけて



ハートに火をつけて
(Catchfire)

作品データ
1990年|アメリカ|サスペンス/ロマンス
監督:アラン・スミシー(実質:デニス・ホッパー)
出演:ジョディ・フォスター、デニス・ホッパー ほか

殺し屋に捕まった目撃者が、なぜか恋に落ちてしまう話

マフィアの殺しを目撃してしまった女性が、
命を狙われ、追われ、ついにはプロの殺し屋に捕まる。
普通ならそこで終わりそうなのに、
この映画はそこから関係がねじれていく。
逃げる女と追う男が、いつの間にか同じ方向を向いてしまう物語。

登場人物

・アン・ベントン
現代芸術家。偶然の目撃から、人生が一変する。

・マイロ
組織に雇われたプロの殺し屋。冷酷だがどこか不器用。

・ジョン・ルポーニ
裏社会の男。アンを消そうと動く側の人間。

・FBI捜査官たち
事件の裏を追っているが、常に一歩遅れる。

目撃してはいけない夜

ロサンゼルスの夜。
アンは偶然、マフィアによる殺人現場を目撃してしまう。
恋人は殺され、自分も次の標的になると悟った彼女は、
名前も居場所も捨てて姿を消す。
ここから、ただ逃げ続ける日々が始まる。

捕まえる側と、捕まった側

アンを追っていたのは、組織が差し向けた殺し屋マイロ。
ついに彼女を捕らえたマイロは、
命令通りならそこで終わらせるはずだった。
だが、逃亡生活の中で、
2人の間には奇妙な距離感と感情が生まれていく。

立場が反転していく終盤

アンとマイロは、
追う側と追われる側という関係から外れていく。
やがて2人は、組織そのものを相手に動き出し、
自分たちの手で決着をつけようとする。
サスペンスだったはずの話は、
いつの間にか逃避行の色を帯びていく。

この映画のポイント

・殺し屋と目撃者という歪んだ関係
・静かな会話と間で進む物語
・サスペンスと恋愛の境目が曖昧
・編集違いで印象が変わる構成

たぶんこんな映画

派手な追跡や撃ち合いを期待すると拍子抜けするけど、
2人の距離がどう変わるかを眺めていると、
じわじわ引き込まれる。
危険な状況なのに、どこかロマンチック。
そんな温度差を楽しむ一本。

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