ストレート・トゥ・ヘル

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




ストレート・トゥ・ヘル [DVD]
ストレート・トゥ・ヘル



ストレート・トゥ・ヘル
(Straight to Hell)

作品データ
1987年|イギリス|アクション/コメディ
監督:アレックス・コックス
出演:サイ・リチャードソン、ジョー・ストラマー、コートニー・ラブ、ジム・ジャームッシュ、デニス・ホッパー ほか

間抜けな殺し屋たちが、砂漠の町で地獄を見る話

仕事に失敗した三流の殺し屋たちが、
妊娠中の妻を連れて逃げ出した先で、
とんでもなく物騒で、しかも妙にゆるい町に足止めされる。
銃声は鳴るし死人も出るのに、どこか脱力感が抜けない。
シリアスとバカが同時に転がっている、不思議な空気の一本。

登場人物

・ノーウッド
殺し屋チームの一人。妊娠中の妻を連れて逃亡中。

・シムズ
ノーウッドの仲間。場の空気を読まないタイプ。

・ウィリー
同じく仲間の殺し屋。全体的に頼りない。

・ヴェルマ
ノーウッドの妻。妊娠中だが肝が据わっている。

・デイド
仕事を依頼した雇い主。原因の人。

・砂漠の町の住人たち
全員どこかおかしく、やたら血の気が多い。

失敗した仕事と、逃げるしかない状況

ノーウッドたちは雇い主デイドからの殺しの依頼をしくじり、
このままでは自分たちが消される側になると悟る。
妊娠中のヴェルマを連れ、
とりあえず金を確保しようと銀行強盗に走り、
そのままメキシコを目指して車を走らせる。

砂漠のど真ん中で、車が止まる

国境を越えた先、砂漠の真ん中にある町で、
彼らの車はあっさりエンストする。
仕方なく盗んだ金を砂に埋め、
しばらくその町で過ごすことにするが、
どう考えても平和に暮らせる雰囲気ではない。

金の噂が広まり、笑えない状況になる

町の住人たちは全員どこか危険で、
しかも銀行強盗の話があっという間に広まる。
狙われる側と狙う側が入り乱れ、
銃撃戦と罵声と間の抜けた会話が同時進行。
凄絶なのに、なぜか笑えてしまう死闘が始まる。

この映画のポイント

・西部劇っぽい舞台なのに中身は脱力系
・登場人物の大半が信用できない
・暴力描写とギャグの距離が異様に近い
・ミュージシャンや映画人が普通に混ざっている空気感

たぶんこんな映画

きっちりした物語を期待すると肩すかしを食らうけど、
雰囲気に身を任せると、妙にクセになる。
真面目に観ると混乱するし、
流し見すると急に撃たれる。
そんなバランスの悪さを楽しむ映画。

コメント