※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。

勝利への旅立ち
(Hoosiers)
作品データ
1986年|アメリカ|スポーツ/ドラマ
監督:デヴィッド・アンスポー
出演:ジーン・ハックマン、バーバラ・ハーシー、デニス・ホッパー ほか
頑固な新任コーチが、小さな町のチームを変えていく話
インディアナの小さな町にやって来た、ちょっと訳ありの新任コーチ。
人数も実力も足りない高校バスケ部に、独特すぎるやり方を持ち込み、町中から反発を食らう。
それでも少しずつチームは形になり、やがて州大会という、とんでもなく大きな舞台まで辿り着く。
派手さはないけど、最後の一投まできっちり積み上げていく物語。
登場人物
・ノーマン・デール
社会科教師兼バスケ部コーチ。頑固で妥協しない指導を貫く。
・マイラ・フリーナー
学校の教師。ノーマンの過去を知りつつ、静かに見守る存在。
・ウィルバー・フラッチ
アルコール依存を抱える元選手で、アシスタントコーチ。
・ジェームス・チャットウッド
チームのエース級選手。ある理由で一度バスケから離れる。
・町のバスケ部員たち
人数は少ないが、それぞれに癖と事情を抱えている。
新しいコーチと、まったく噛み合わない練習
1951年、ノーマン・デールは小さな高校に赴任し、バスケ部を任される。
ところが練習内容は地味で厳しく、シュート練習もほとんどしない。
4回パスしてからシュート、命令を破れば即ベンチ。
町の人たちも選手たちも、不満ばかりが溜まっていく。
反発と過去が明らかになる中盤戦
試合では勝てず、町の空気はさらに悪化。
ノーマンの過去に問題があったことも判明し、解任の話まで出てくる。
そんな中、姿を消していたジェームスが現れ、
ノーマンがコーチであるなら戻ると宣言する。
この一言で、チームも町も、もう一度考え直すことになる。
大舞台で迎える、静かなクライマックス
ジェームスの復帰でチームは安定し、州大会へ進出。
巨大なアリーナで、圧倒的に有利とされる相手と対戦する。
派手な戦術も奇跡もなく、最後は一本のシュートにすべてを託す。
ブザー直前、その一投が決まり、町の歴史に残る瞬間が訪れる。
この映画のポイント
・地味だけど理屈の通ったバスケ描写
・勝ち負け以上に、チームが形になる過程
・町全体が少しずつ変わっていく感じ
・デニス・ホッパーの存在感がいいアクセント
たぶんこんな映画
テンション高めのスポ根というより、淡々と積み重ねるタイプ。
観ていると、いつの間にか試合の行方よりも、
この人たちがどうなるのかが気になってくる。
静かだけど、最後にちゃんと胸に残る一本。

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