ヒューマン・ハイウェイ

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




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ヒューマン・ハイウェイ
(Human Highway)

作品データ
1982年|アメリカ|コメディ・カルト
監督:ニール・ヤング(バーナード・シェイキー名義)、ディーン・ストックウェル
出演:ニール・ヤング、デニス・ホッパー、ラス・タンブリン、DEVO ほか

核戦争前夜にガソリンスタンドでみんな踊り出す話

原発の隣町にあるガソリンスタンドの食堂。世界が終わろうとしていることなど誰も知らず、店員も客もそれぞれの妄想と欲望を抱えたまま、妙にのんびりした一日を過ごしている。そして気づいたら、核戦争とミュージカルが同時に始まる。

登場人物

・ライオネル・スイッチ
ロックスターになる夢を捨てきれない整備士。「俺ならできる!」が口癖。

・若きオットー・クォーツ
亡き父の遺言で食堂のオーナーになった青年。経営不振に頭を抱える。

・フレッド・ケリー
ライオネルの相棒。町と原発の異変に薄々気づいている。

・フランキー・フォンテーヌ
リムジンで現れるロックスター。豪奢で退廃的な存在。

・原発のゴミ収集人たち
放射性廃棄物を運びながら歌う謎の集団。

世界の終わりを知らない日常

舞台は原子力発電所のすぐ隣にある小さな町。
ガソリンスタンド併設の食堂では、解雇話や片思い、金の話が飛び交う。誰も「最後の日」を意識していないのに、町全体がどこかズレている。

放射能と噂と勘違い

原発のゴミが雑に扱われていること、老人が放射能中毒で死んだかもしれないこと。
そんな話が断片的に出てくるが、誰も深刻には受け取らない。日常と危機が同じテーブルに並んでいる。

夢の中でロックスターになる

頭を打ったライオネルは夢の世界へ入り、木製のインディアンを従えたロックスターになる。
砂漠、焚き火、音楽、踊り。現実なのか妄想なのか分からない時間が続き、音楽だけがやけに本気だ。

核戦争、突然のミュージカル

夢から覚めたと思ったら、今度は本当に世界が終わり始める。
説明はない。理解も追いつかない。ただ「穴を掘れ!」と言われ、全員で踊り出す。放射能の光に包まれながら、歌とダンスでフィナーレへ向かう。

この映画のポイント

・物語というよりコラージュ感覚
・核戦争と日常と音楽が同列で扱われる
・悪ふざけと本気が混ざったカルト感
・ニール・ヤング×DEVOの異様な音楽パート

たぶんこんな映画

意味を追うと置いていかれる。
雰囲気とノリを浴びると、だんだんクセになってくる。
終末なのにやけに楽しそうで、不安になるような、笑っていいのか迷う一本。

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