※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ソルジャーズ・アイランド
(原題:Soldiers of Fortune)
作品データ
2012年|アメリカ|アクション
監督:マキシム・コロスティシェフキー
出演:クリスチャン・スレイター、ショーン・ビーン、ジェームズ・クロムウェル ほか
退役軍人が、金持ちの道楽ツアーを本物の戦場に変えてしまう話
不名誉除隊後、荒れた生活を送っていた元米軍特殊部隊のクレイグが、ある孤島を巡る武器調達計画に関わることになる。
相手は反乱軍、参加者は遊び半分の富豪、そして待ち受けるのは本物の私兵部隊。
軽い体験ツアーのはずだったものが、いつの間にか逃げ場のない実戦へ変わっていく。
登場人物
・クレイグ大尉
元米軍特殊部隊。命令違反の末に不名誉除隊となり、酒とギャンブルに溺れている。
・リード大尉
クレイグの親友で元戦友。彼と同じく除隊後の人生は厳しい。
・セシリア
反乱軍のリーダーの一人。島を救うため、危険な計画を立てる。
・エルネスト
セシリアの弟で反乱軍の仲間。島民たちを率いる存在。
・メイソン
私兵部隊の指揮官。クレイグと深い因縁を持つ男。
・富豪チーム
金で戦争体験を買いに来た参加者たち。最初は完全に観光気分。
すべての始まりは、不名誉除隊のその後
アフガニスタンで命令違反を犯したクレイグは、親友リードと共に不名誉除隊となる。
4年後、彼は酒とギャンブルに溺れ、過去の栄光から完全に切り離された生活を送っていた。
そんな彼の元に現れたのが、セシリアとエルネストの姉弟だった。
孤島を救うための、危うい資金集め
黒海の孤島スネーク島は、ルポ大佐と私兵部隊に支配されていた。
島民たちは反乱軍として抗戦しているが、武器が足りない。
姉弟が考えたのは、富豪向けの「実戦体験ツアー」を開き、寄付金で武器を買い、最終的に参加者自身に反乱軍の拠点まで運ばせるという計画だった。
クレイグとリードに持ちかけられた役割は、富豪たちの護衛役。
遊びの訓練から、本物の地獄へ
最初は難色を示していたクレイグだが、私兵部隊の指揮官が因縁のメイソンだと知り、さらにリードの家族を救うため依頼を引き受ける。
高慢で戦争を甘く見ている富豪チームを、クレイグたちは1週間で必死に鍛え上げる。
だがスネーク島への上陸直前、内通者の密告により待ち伏せを受け、護衛も武器も失ってしまう。
見てしまった以上、戻れない選択
さらに追い打ちをかけるように、反乱軍の拠点は私兵部隊に壊滅させられ、エルネストを含む島民たちが次々と殺されていく。
高台からその光景を目撃した富豪チームは、もはや傍観者ではいられなくなる。
遊び半分で来た戦場で、彼らは本気で戦う決断を迫られることになる。
この映画のポイント
・戦争を金で体験しようとする発想
・本物の戦場を前にした価値観の変化
・退役軍人たちの過去と因縁
・観光気分から覚悟へ切り替わる瞬間
たぶんこんな映画
前半は皮肉たっぷりで、後半は一気に重くなる流れ。
戦争を外側から見ていた人間が、否応なく当事者になる感じが強い。
軽いノリで始まった話が、気づけば逃げられない場所に立たされている、そんな感触の一本。

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