告発

※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。




Amazon.co.jp: 告発 [Blu-ray] : 洋画: DVD
Amazon.co.jp: 告発 : 洋画: DVD



告発
(原題:Murder in the First)

作品データ
1995年|アメリカ|ドラマ
監督:マーク・ロッコ
出演:クリスチャン・スレーター、ケヴィン・ベーコン、
ゲイリー・オールドマン ほか

5ドルから始まった人生が、刑務所を告発する話

妹のために5ドルを盗んだ少年が、過酷な刑務所で人間性を壊され、
殺人の被告として法廷に立つ。

彼を弁護する新人弁護士が、裁くべきは個人なのか制度なのかを問い続ける話。

登場人物

・ヘンリー
極貧の中で育ち、若くして重刑を受けた囚人。

・ジェームズ
ヘンリーの弁護を担当する新人弁護士。理想と現実の間で揺れる。

・刑務所関係者
アルカトラズの秩序を守る側として法廷に立つ人々。

盗みの代償が、あまりにも重すぎた

ヘンリーは幼い妹のために5ドルを盗み、25年という刑を言い渡される。

送られた先はアルカトラズ連邦刑務所。
人生を立て直す余地もないまま、彼は過酷な環境に放り込まれる。

失敗した脱獄と、地下牢の1000日

脱獄を図ったヘンリーは仲間の裏切りに遭い、独房よりさらに過酷な地下牢に入れられる。

光も人の声もない場所で、彼は1000日間を過ごす。
時間は彼の身体だけでなく、心も確実に壊していった。

殺人の裁判が、別の罪を浮かび上がらせる

地下牢から出たヘンリーは、食事中にかつて裏切った囚人を殺してしまう。

その弁護を任されたのが新人弁護士のジェームズだった。
彼はヘンリーの話を聞くうちに、刑務所内で行われてきた非人道的な扱いを知り、
公判で刑務所そのものを告発する。

判決と、その先に残ったもの

陪審はヘンリーに有罪判決を下し、彼は再びアルカトラズへ送られる。

しかし同時に、刑務所の実態を調査する請願が採択される。
この裁判をきっかけに、アルカトラズ連邦刑務所は閉鎖へと向かっていく。

この映画のポイント

犯罪そのものより、制度が人をどう変えてしまうのかに焦点が当たっている。
法廷劇でありながら、問いはずっと人間の尊厳に向いているところが印象的。

たぶんこんな映画

静かだけど重さが残る。観終わると、正しさって何だろうと考えさせられる。
誰かを裁く話でありながら、社会全体を見返すような感触が残る一本。

コメント