※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
フック
(Hook)
作品データ
1991年|アメリカ|ファンタジー/アドベンチャー
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:ロビン・ウィリアムズ、ダスティン・ホフマン、ジュリア・ロバーツ ほか
大人になりすぎたピーター・パンが、もう一度空を飛ぶ話
仕事人間になった40歳のピーターは、自分がピーター・パンだったことも忘れて暮らしている。ところが子どもたちがフック船長にさらわれ、半ば強引にネバーランドへ連れ戻される。記憶も力も失ったまま始まった再挑戦は、ロストボーイたちとの衝突や別れを経て、父として、そしてピーター・パンとしての自分を取り戻す旅になっていく。
物語の主要人物
・ピーター・パン/ピーター・バニング(ロビン・ウィリアムズ)
大人になり仕事に没頭する弁護士。かつてはピーター・パンだった。
・フック船長(ダスティン・ホフマン)
ピーターの宿敵。ピーターの子どもたちをさらう。
・ティンカーベル(ジュリア・ロバーツ)
妖精。ピーターをネバーランドへ連れ戻す。
・ルフィオ(ダンテ・バスコ)
ロストボーイたちのリーダー。ピーターを認めようとしない。
・ジャック・バニング(チャーリー・コースモー)
ピーターの息子。フック船長に心を揺さぶられる。
仕事人間の父と、突然の誘拐事件
アメリカで企業弁護士として働くピーター・バニングは、家族より仕事を優先する生活を送っていた。妻の祖母ウェンディを訪ねてイギリスに滞在中の夜、子どもたちが何者かに誘拐される。残された手紙には、フック船長の名前があった。
ネバーランドへの帰還と、信じてもらえないピーター
ウェンディから、自分がかつてピーター・パンだったと告げられても、ピーターは信じられない。そこへ現れたティンカーベルによって、彼は再びネバーランドへ連れて行かれる。帰還を喜ぶロストボーイたちだったが、目の前の中年男をピーター・パンだとは認めず、特にリーダーのルフィオは強く反発する。
子どもを失いかける父と、失われた記憶
一方フック船長は、父に構ってもらえなかったジャックの心につけ込み、自分こそ本当の父親だと刷り込んでいく。ピーターはその光景を目撃し、打ちのめされるが、諦めずに空を飛ぶ力を取り戻そうとする。かつて住んでいた家に転がり落ちたことで、ピーターは記憶と力を取り戻す。
戦いと別れ、そして次のピーターへ
覚醒したピーターはロストボーイたちと共に海賊船へ乗り込む。激しい戦いの中で、ルフィオはフック船長に命を奪われる。怒りを抑えきれなくなったピーターはフックと一騎討ちとなり、最後はフックの恐れる時計とワニによって決着がつく。すべてが終わり、ピーターは後継者を指名し、家族の待つ現実世界へ帰っていく。
この映画のポイント
・大人になったピーター・パンという設定
・父と子の関係が物語の軸
・ロストボーイたちとの世代の衝突
・ネバーランドの作り込まれた世界観
たぶんこんな映画
派手でにぎやかな冒険の中に、かなり真面目な家族の話が混ざっている。子どもの頃の記憶と、大人としての責任がぶつかり合いながら進んでいく感じ。観ていると、ワクワクと同時にちょっと胸が締め付けられる、不思議な温度のファンタジー。

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