※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
心みだれて
(Heartburn)
作品データ
1986年|アメリカ|ロマンティック・コメディ
監督:マイク・ニコルズ
出演:メリル・ストリープ、ジャック・ニコルソン ほか
恋に落ちて、結婚して、裏切られて、ちゃんと終わらせるまでの話
離婚経験のあるレイチェルは、結婚式で出会ったマークと意気投合し、勢いのまま再婚する。子どもにも恵まれ、うまくいっているように見えた日々は、マークの浮気をきっかけに崩れていく。怒りも未練も全部抱えたまま、レイチェルは自分の人生をどう締めくくるかを選ぶことになる。
物語の主要人物
・レイチェル(メリル・ストリープ)
料理研究家。再婚生活の中で現実と向き合うことになる。
・マーク(ジャック・ニコルソン)
コラムニスト。魅力的だが問題も多い夫。
・リチャード(ジェフ・ダニエルズ)
レイチェルの周囲にいる人物の一人。
・ジュリー(ストッカード・チャニング)
レイチェルの友人。話を聞く立場にいる。
出会いは軽やか、再婚までは一直線
離婚歴のある料理研究家レイチェルは、友人の結婚式でコラムニストのマークと出会う。同じような経験を持つ二人はすぐに打ち解け、恋に落ちるのも早かった。迷う暇もないまま再婚し、新しい生活がスタートする。
家族が増えて、見えてくる違和感
再婚後、二人の間には子どもが生まれ、家庭はにぎやかになる。一見すると順調そのもの。でもある日、レイチェルは偶然からマークの浮気を知ってしまう。信じていた日常は一気に揺らぎ、レイチェルは子どもを連れて実家へ戻る。
戻った関係と、決定的な一線
マークの説得で、レイチェルは一度は関係を修復する。時間が経てば落ち着く、そう思っていた矢先、マークが浮気相手にネックレスを贈っていたことを知る。その瞬間、レイチェルの中で何かがはっきり切り替わる。
決断としての離婚
怒りだけでなく、失望や疲れも積み重なった末、レイチェルは離婚を選ぶ。感情的な爆発というより、これ以上続けないための判断としての決断。物語は、別れを「失敗」ではなく、一つの区切りとして描いていく。
この映画のポイント
・恋から結婚、破綻までを一直線で追う構成
・会話のテンポが物語を進める
・主人公の視点が一貫している
・自伝的要素を感じさせるリアルさ
たぶんこんな映画
明るい場面も多いのに、どこかずっと現実的。笑える会話の裏で、結婚生活のしんどさがじわっと残る。大げさに盛り上げず、「こういうこと、あるよね」という距離感で進んでいくから、観終わると妙に納得してしまう一本。

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