※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
ラストマン・スタンディング
(Last Man Standing)
作品データ
1996年|アメリカ|アクション
監督:ウォルター・ヒル
出演:ブルース・ウィリス、ブルース・ダーン、クリストファー・ウォーケン ほか
町に迷い込んだ男が、二つのギャングを天秤にかけて生き残る話
1930年代の荒れた町に流れ者が現れ、対立する二つのギャングをうまく利用しながら金を稼ぐ。どちらの味方でもない男は、助けたい相手ができたことで、ただの駆け引きでは済まない状況に巻き込まれていく。最後に町に立っているのは誰なのか、銃声で答えが出る。
物語の主要人物
・ジョン・スミス(ブルース・ウィリス)
町に流れ着いた正体不明の男
・エド・ガルト(ブルース・ダーン)
ギャングに買収されている保安官
・ジョー・マンデー(ウィリアム・サンダーソン)
酒場を営み、町の状況を知る男
・ヒッキー(クリストファー・ウォーケン)
冷酷で危険なギャングの用心棒
・フェリーナ(カリーナ・ロンバード)
抗争に巻き込まれている女性
二つのギャングが睨み合う、何もない町
1932年。ジェリコという小さな町では、アイルランド系ドイルとイタリア系ストロッジが支配権を巡って対立している。そこへメキシコを目指す一人の男が現れ、酒場の店主ジョーから町の事情を聞く。男はこの争いを利用すれば、うまく稼げると考える。
用心棒になって、裏切って、また売り込む
男はジョン・スミスと名乗り、まずはストロッジ側に銃の腕を売り込む。金を手にし、女と酒に溺れるが、すぐにドイル側からも狙われる立場になる。ジョンは双方に情報を流し、互いを疑わせ、町の緊張をさらに高めていく。
守りたい相手ができて、歯車が狂う
ギャング同士の駆け引きの中で、ジョンは理不尽に扱われている女性たちを見過ごせなくなる。彼女たちを町から逃がしたことで、ジョンの立場は一気に悪化。捕まり、拷問を受け、重傷を負いながらも、彼は再び町に戻ってくる。
町に残るのは一人だけ
二つのギャングはついに全面衝突し、町は完全に戦場になる。ジョンは最後の決着をつけるために動き、酒場の店主ジョーも銃を取る。抗争が終わったあと、町にはもうギャングはいない。ジョンは何も言わず、町を去っていく。
この映画のポイント
・『用心棒』を下敷きにした構図
・二丁拳銃による派手な銃撃戦
・乾いた町とハードボイルドな空気
・善人でも悪人でもない主人公
たぶんこんな映画
台詞は少なめで、銃声と沈黙が多い。正義を振りかざす感じでもなく、ただ流れに身を任せていた男が、気づけば全部背負わされている。荒れた町に似合う、渋くて乾いたアクション映画。撃って、去って、それで終わり。そんな余韻が残る一本。

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