※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
デンバーに死す時
(Things to Do in Denver When You’re Dead)
作品データ
1995年|アメリカ|サスペンス
監督:ゲイリー・フレダー
出演:アンディ・ガルシア、ガブリエル・アンウォー、クリストファー・ウォーケン ほか
昔は伝説、今は遺言ビデオ屋の男が、最後に仲間を守ろうとする話
かつては“聖人”と呼ばれた名うてのギャングが、今では細々と商売をしながら生きている。そこに舞い込む、昔のボスからの頼みごと。軽い脅しのはずだった仕事は、たった一つのミスから取り返しのつかない方向へ転がり出す。時間制限、裏切り、そして迫ってくる殺し屋。過去と現在が一気につながって、逃げ場のない物語が始まる。
物語の主要人物
・“聖人”ジミー(アンディ・ガルシア)
元ギャングで、現在は遺言ビデオ制作会社を営む男
・ダグニー(ガブリエル・アンウォー)
ジミーの恋人
・ボス(クリストファー・ウォーケン)
かつてジミーを使っていた冷酷な元締め
・ピーシーズ(クリストファー・ロイド)
ジミーの昔の仲間
・フランチャイズ(ウィリアム・フォーサイス)
落ちぶれた元ギャング仲間
・クリティカル・ビル(トリート・ウィリアムズ)
計画に加わる仲間の一人
・イージー・ウィンド(ビル・ナン)
ジミーの仲間で、作戦に参加する
元ギャングの現在と、昔のボスからの電話
舞台はコロラド州デンバー。かつて“聖人”と呼ばれたジミーは、今では遺言ビデオを撮る会社を経営している。ある日、昔のボスから呼び出され、簡単な仕事を持ちかけられる。内容は、ボスの息子の元恋人の新しい男を脅して、街から追い出すことだった。
久しぶりに集まった仲間と、致命的なミス
金に困っていたジミーは、ピーシーズやフランチャイズたち、同じように落ちぶれた昔の仲間を集めて計画を実行する。ところが現場で想定外のミスが起き、事態は一気に最悪の結果へ転ぶ。脅しで済むはずの仕事は、完全に一線を越えてしまう。
48時間の猶予と、始まる処刑
激怒したボスは、ジミーに48時間以内にデンバーを去るよう命じ、仲間たちは全員始末すると宣告する。さらに、残忍な殺し屋ミスター・シーが街に送り込まれる。ジミーは逃げる代わりに、仲間を救うため動き出すが、次々と犠牲が出ていく。
恋人を守るための、最後の選択
仲間だけでなく、恋人ダグニーにも危険が迫っていることを知ったジミーは、過去の自分と向き合わざるを得なくなる。逃げれば助かるかもしれない。でも、それでは終われない。時間が刻一刻と減っていく中で、ジミーは最後の選択をする。
この映画のポイント
・落ちぶれた元ギャングたちの再集結
・時間制限が生む緊張感
・ボスと殺し屋の圧倒的な存在感
・友情と過去に縛られた男の行動
たぶんこんな映画
全体に漂うのは、どこか諦めが混じった空気。それでも仲間や恋人を見捨てきれずに動いてしまう感じが、この映画の芯になっている。派手さよりも、少しずつ追い詰められていく感覚が残る。タイトル通り、街で過ごす最後の時間を噛みしめるような一本。

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