※この記事には、作品の内容に触れる表現や
ネタバレを含む場合があります。 未視聴の方はご注意ください。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
(原題:Catch Me If You Can)
作品データ
2002年|アメリカ|クライム/ドラマ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン ほか
天才詐欺少年が「大人の肩書き」を次々と着替える話
16歳で家を飛び出したフランクは、金と自由を手に入れるため、パイロット、医師、弁護士になりすましながら小切手詐欺を繰り返す。一方で、彼を追い続けるFBI捜査官カールとの奇妙な関係が、年月とともに形を変えていく。
物語の主要人物
・フランク・W・アバグネイル・Jr(レオナルド・ディカプリオ)
16歳で家出し、詐欺を重ねて世界を渡り歩く少年
・カール・ハンラティ(トム・ハンクス)
フランクを追い続けるFBI捜査官
・フランク・アバグネイル・シニア(クリストファー・ウォーケン)
フランクの父。息子に大きな影響を与える存在
・ポーラ・アバグネイル(ナタリー・バイ)
フランクの母
・ブレンダ・ストロング(エイミー・アダムス)
フランクが恋人になる看護師
幸せな家庭が、ある日あっさり崩れる
1960年代。フランクは両親に愛されて育つが、父の事業失敗と母の浮気をきっかけに家庭は崩壊する。どちらの親と暮らすか選べず、フランクは家を飛び出してしまう。
金と肩書きがあれば、世界は簡単に騙せる
未成年で金も信用もないフランクは、「パイロット」という肩書きに目をつける。制服を手に入れ、堂々と振る舞うだけで、銀行も大人たちも疑わなくなる。そこから詐欺は一気に加速し、世界中を飛び回る生活が始まる。
追う男と、逃げる少年
偽造小切手の捜査を任されたFBI捜査官カールは、少しずつフランクに迫っていく。何度も捕まりかけるが、フランクは機転で切り抜ける。その中で、互いの存在が次第に特別なものになっていく。
孤独と嘘の限界
フランクは医師や弁護士にまで成りすまし、恋人も得るが、本当の自分を知っている人間はいない。毎年クリスマスイヴにかかってくる、カールとの電話だけが、唯一素の自分でいられる時間になっていく。
逃亡の終わりと、人生の分岐点
ついにフランクは逮捕され、重い刑を言い渡される。しかし彼の才能は、刑務所の中で別の形を見せ始める。詐欺の知識を買われ、FBIの協力者として働く道が開かれていく。
この映画のポイント
・肩書きと態度だけで成立してしまう社会の怖さ
・追う側と追われる側の奇妙な信頼関係
・親子関係が行動の原動力になっている構造
・60年代の音楽とテンポのいい展開
たぶんこんな映画
詐欺の話なのに、どこか爽やかで切ない。逃げ続けるスリルと、帰る場所を探してる感じが同時に進んでいく。観終わると、少しだけ大人になる感覚が残る一本。

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